SEO 公開日: 2022.03.14 更新日: 2024.03.19

noteを使って被リンクを獲得する方法を徹底解説

「note」は、自由にコンテンツの作成・配信ができるブログサービスです。利便性が高いことから、さまざまな業界で注目されています。

本記事では、noteと、SEOにおいて重要な要素である被リンクに焦点を当て、noteを使って被リンクを獲得する具体的な方法を紹介します。

そもそも被リンクとは何なのか、noteを使って有効な被リンクを獲得できるのかといったことにも言及します。

被リンクとは?

インターネットにおいて、ユーザーを特定のサイトやページに誘導する時や参考に見て欲しい時にリンクを設置します。その中で、外部サイトに設置された自サイトへのリンクを被リンクと言います。

このWEBサイトをつなぐ「リンク」が、SEOにおいては特に重要な意味をもってきます。SEOにおける被リンクについて、さらに詳しく見てみましょう。

被リンクはSEOにとって重要

繰り返しになりますが、SEOにおいて被リンクは特に重要な要素であると考えられています。

なぜならGoogleなどの検索エンジンは、良質な被リンクの多さを基準の1つとして、コンテンツの重要性を判断しているからです。

例えば、AというサイトにBというサイトへのリンクが設置されたとします。この場合、AというサイトはBというサイトを評価していることになるため、検索エンジンはBサイトを「良いサイトだ」と考えます。また、AというサイトがGoogleに評価されているドメインパワーの強いサイトであれば、Bサイトは良質な被リンクを獲得したことになります。

このような良質なリンクを多く獲得することで、Googleに良質なコンテンツとして評価され検索上位に表示されやすくなります。

【補足】外部リンクと内部リンクについて

前項で「被リンクは、ページがリンクを受けていることを指します」と記述しましたが、ここではリンクの種類についてご説明します。

自サイトと他サイト間のリンクを「外部リンク」、自サイト内のページ間でのリンクを「内部リンク」といいます。

外部リンク

外部リンクは、自サイトと他サイト間でのリンクを意味します。外部サイトから自サイトへのリンクを被リンク、自サイトから外部サイトへのリンクを発リンクと言います。

また、外部リンクは、Googleにサイトの人気度を測る指標として公式に採用されている要素となります。

Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。Google では、200 以上の要素と、PageRank™ アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています。PageRank のアルゴリズムでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最高の情報源として投票されているかを分析します。この手法なら、新しいサイトが増えるたびに情報源と投票数が増えるため、ウェブが拡大するにつれて効果も高まります。また Google では、多くのプログラマーの力の結集によって技術革新が進むオープンソース ソフトウェア開発にも力を入れています。

Googleが掲げる10の事実< https://www.google.com/intl/ja/about/philosophy.html>

外部リンクは、Googleに評価される指標になっているため、その重要性を認識した上でSEOに取り組む必要があります。

内部リンク

内部リンクは、自サイト内でのページ間でのリンクを意味します。

内部リンクを最適化することで、クローラーにクロールされやすくなる(クローラビリティの向上)ため、Googleなどの検索エンジンにインデックスされ、評価されやすいサイト構築に繋がります。更にリンク先ページとの関連性を考慮して内部リンクを設置することで、リンク元とリンク先の両ページの品質も高めていくことができます。

しかし、内部リンクはただ闇雲に設置すれば良いというものでもありません。関連性の無いページへの内部リンクは、SEO効果があまり期待できません。検索エンジンは、ページ同士のコンテンツの関連性なども見て、内部リンクの質を判断しています。
内部リンクの設置は、関連性のあるページから設置するようにしていきましょう。

noteとは

ここまで被リンクについて解説してきましたが、ここからは、noteについて紹介します。

noteとは、自由にコンテンツを作り配信できる、ビジネスパーソンやクリエイターから注目されているブログサービスです。同じブログサービスである「Amebaブログ」「はてなブログ」にも引けを取らないユーザー数を誇り、国内最大級のブログサービスの1つです。

次項からnoteの注目すべきポイントについて解説していきます。

国内最大級のメディアプラットフォーム

先にも触れたとおり、noteは日本でも有数のメディアプラットフォームだと言えます。多くのユーザーが利用しており、その月間ユーザー数は2020年5月時点で6,300万との発表がありました。(※2020年5月時点。Note発表<https://note.jp/n/n705929417079>)

被リンクにおいて「どんなサイトからリンクを受けているか」は非常に重要です。検索エンジンが被リンクを評価する場合、リンク元のドメインパワーが大きいほど、被リンクによって得られる効果も大きくなります

ドメインパワーとは具体的に言えば、検索エンジンが独自に算出した信頼性などの評価のことです。明確な条件は公表されていませんが、ドメインの信頼性や権威性、保有するコンテンツの質、受けている被リンクの質や数などがドメインパワーに影響していると言われています。

それではnoteのドメインパワーは実際にはどれくらい強力なものなのでしょうか?

世界的に有名なSEOツール「MOZ」の無料ツール「Domain-Analytics」でチェックすると、noteのドメイン「note.com」のドメインパワーは92であることが確認できます。(MOZではDA【Domain-Authority/ドメインの権威性】として、ドメインパワーを0~100で評価しています)

なお、同種類のブログサービスである「Amebaブログ」のドメインパワーは92、「はてなブログ」は91と、これら有名サービスと比べても遜色のないパワーを持っていることが分かります。

引用:https://moz.com/domain-analysis?site=https%3A%2F%2Fnote.com%2F

使用しているユーザーが多い

noteは多くのユーザーが利用していることも、被リンク元としておすすめできるポイントです。

アクティブユーザーが多いという事は、それだけ投稿した記事がユーザーの目に届きやすい事になります。

noteにはサイト内でユーザーがコミュニケーションをとるためのSNS的要素も持っています。良質な記事が気に入ってもらうことが出来れば、noteサイト内でフォローしてもらえることも期待できるでしょう。

関連記事はこちら!
【2022年版】「note」のユーザー層を徹底分析

noteを使って被リンク獲得をする方法

それでは、実際にnoteを使って被リンクを獲得する方法を紹介していきましょう。大まかに3つの方法があります。

①プロフィール欄にリンクを貼る

まずはプロフィール欄にリンクを挿入することができます。

※プロフィールの編集方法

  1. 自身のアイコンを押して、自分の「クリエイターページ」を表示する
  • 自分のクリエイターページで表示される「設定」ボタンを押す
  • 自己紹介にURLを書き込む

ここでは自己紹介として140字書き込むことができます。この中にURLを書き込むとリンクとして表示されるため、被リンクとして設置が可能です。このリンクにはnofollow属性がつきます

nofollow属性については以下の記事を参考にしてください。
noindex、nofollowとは?使い方を理解してSEOを強化しよう!

 

②「つぶやき」にリンクを貼る

他にも、noteのコンテンツの一つである「つぶやき」にも、同様に被リンクを設置することができます。サイト内からどこでもアクセスが出来る「投稿」リンク(スマホでは鉛筆アイコン)を押し、「つぶやき」を選択してください。

こちらも140字の文字制限の中で自由にコンテンツを書き込むことができます。ちょうどTwitterと同じイメージですね。

なお、ここに記述されたURLもリンクとなりますが、nofollow属性がついてしまうことに注意しましょう。

③投稿記事にリンクを貼る

3つ目は、投稿記事内にリンクを貼ることです。「つぶやき」と同じように「投稿」の新規作成画面から、「テキスト」を選択しましょう。

自由にテキストコンテンツを作ることができるツールですが、ここにもリンクを挿入することが可能です。

他のコンテンツ同様に、URLをコピペすることでリンク設置されます。また、リンクボタンを押すことで、URLを書き込むことができます。

この場合も、他の被リンク設置方法と同じく、nofollow属性が自動的に付与されてしまいます。

被リンクはさまざまなサイトで獲得できる

同様の被リンクは、他のさまざまなサイトでも獲得することが可能です。例えば、以下のようなメディアサイト・ブログサービスなどがあげられます。

  • はてなブックマーク/はてなブログ
  • Amebaブログ
  • SNS(Twitter/Facebook/Instagram)

いずれもリンク属性に「nofollow」が設定されますが、Googleはnofollowを遵守するのを止めて、シグナルの1つとして扱うと発表しました。そのため、被リンク効果が全くなくなってしまうわけではないと考えられます。また、自サイトに「多種多様なサイト」からのリンクが設置されているという事実は、自サイトのドメイン評価に少なからず好影響を与えると考えられます。

まとめ

この記事では、noteを活用した被リンクの獲得方法について紹介しました。

noteは、ユーザー数が多くドメインパワーの強いサービスです。しかし、プロフィール、つぶやき、投稿記事と、どの部分にリンクを設置してもリンク属性に「nofollow]が設定されるため、被リンクを獲得する目的のみで利用するのには適していません

また、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、被リンクはSEOの歴史の中で、ブラックハットSEOとして「悪質な不正手段による被リンク獲得」が横行していたという歴史もあります。被リンクを獲得するための施策で、不用意にペナルティを受けてしまわないよう注意して取り組みましょう。

一方、サービスは多機能(テキスト記事、つぶやき、画像、音声、動画などの投稿)で利用者も多く、マネタイズもできるため、メインブログで書いたテーマや内容を補足するためにnoteを使ったり、自身のブランディングをするために活用したりなど、様々な使い方ができるサービスです。アクセス流入のために、noteから自社サイトへ誘導するという使い方もできます。

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ヒトノテロゴ

執筆者:山本卓真

株式会社ヒトノテのSEOコンサルタント。中小企業から大企業まで様々な規模、業種のサイトのSEOに携わる。WEBマーケティングの広い知見と経験をもとにクライアントと伴走することが得意です。

ヒトノテ坪昌史

監修者:坪昌史

株式会社ヒトノテの代表取締役CEO。 エンジニアとしてキャリアスタートし、サイバーエージェントのSEO分析研究機関を経て、リクルートの横断マーケティング組織のマネージャー&全社SEO技術責任者を務める。その後、独立しSEOを中心としたクライアントの課題解決を行う。2017年、株式会社ヒトノテを創業し、様々な企業のウェブマーケティングの支援を行う。

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