Googleの広告審査は土日も行われる?審査状況の確認方法や審査に通るポイントも解説
Google広告は、同じキーワードで広告を出稿している広告主が少ないほど、広告費用が安くなります。そのため、ライバルが少ない時に、広告出稿したほうがお得です。
本記事では、Google広告の出稿審査が土日に行われるのかを解説します。また、Google広告の審査状況の確認方法や審査に通るためのポイントも紹介します。
この記事の目次
Googleの広告審査は土日祝休み
結論からいうと、Googleはカレンダー通りの営業になるため、土日祝は広告の審査をしてもらうことができません。
また、Google広告は殆どの場合1営業日内に広告審査を行うと公式発表していますが、災害や長期休暇による影響で審査時間が長くなることもあるため、余裕を持った入稿を心がけましょう。
Google広告の審査状況を確認する方法
Google広告の審査状況については、Google広告の管理画面で簡単に確認することができます。
Google広告の管理画面にログイン後、以下管理画面が最初に表示されます。このページの「広告と広告表示オプション」をクリックします。
その後、以下のようなキーワードやコンバージョンなどを確認できるページに遷移します。
こちらのページの「ステータス」の列を確認すると、審査中の広告の審査状況を確認することができます。
審査前の段階では、「有効」と「審査中」の2種類のステータスが記載されます。「審査中」は、審査が行われる前を示しており、「有効」は、審査の一部が終わっていることを示しています。少しややこしいので注意しましょう。
また、審査が完了するとステータスの記載が「承認済み」「承認済み(制限付き)」「承認済み(地域制限付き)」の3種類のうちのどれかになります。
それぞれのステータスの意味は、以下の通りになります。
- 「承認済み」:
全てのユーザーに対して問題なく広告が表示されている状態です。 - 「承認済み(制限付き)」:
広告自体の審査は通過して広告掲載を行うことができている状態ですが、広告の内容に制限がかかっているため、表示される場所が制限されている状態です。ギャンブル関連や投資関連の広告に多くみられ、広告出稿者が地域に制限をかけている場合にもこちらのステータスになります。 - 「承認済み(地域制限付き)」:
日本の法律ですと表示することが可能ですが、海外の場合は表現の規制に引っかかり、掲載ができない広告に指定されるステータスです。
Google広告の審査に落ちる原因と通るためのポイント
Google広告は、リスティング広告の中でも審査の厳しい広告として知られています。
特に、Google広告で複雑な投機商品の広告を出稿する場合、一度審査に通っていたとしても、広告を運用している途中で出稿停止になることもあります。
そこで、ここではGoogle広告の審査に落ちてしまうポイントについてご紹介します。ご紹介するポイントさえ抑えれば、基本的には審査に落ちることはありません。
入稿規定に違反している
Google広告では、入稿規定が決められています。その規定に反している場合は、100%審査に落ちるので、以下入稿規定は事前に確認しておきましょう。
- 一般的に認められていないつづりや文法を使っている広告や広告表示オプション
- 内容の意味が不明、または筋が通っていない広告や広告表示オプション
- 全角文字の文字数制限を超過している広告や広告表示オプション
- Google 検索結果ページの表示形式に合わない広告や表示オプション
- 名前、語句、フレーズの標準外、過剰、または不必要な繰り返し
- 句読点、記号を不適切な方法、または本来の用途と異なる方法で使用している広告
「Google広告ポリシー(https://support.google.com/adspolicy/answer/6021546?hl=ja)より引用」
基本的に、広告を見ている人を混乱させるような表現は禁止されていますので、その点を意識して広告文を作成するようにしましょう。
根拠のない過剰表現
Google広告では、根拠のない表現を使うことも禁止されています。根拠がないと判断されやすい表現には以下のようなものがあります。
- 絶対
- ナンバー1
- 簡単
- 大人気
- 最大
- 最小
- 元祖
- 世界初
- 唯一
- 独占
もちろん、根拠のある商品については上記のような表現を使うことが認められることもあります。
ただ、過剰表現の根拠を明確にすることが難しいのも事実です。そのため、過剰表現についてはなるべく避けた方が無駄な時間や労力を費やすことがないでしょう。
薬事法に違反している
Google広告では、薬事法に違反している表現も禁止されています。
薬事法は、医療機器や医療に関連するものを取り扱う際に必ず守らなくてはいけない法律です。法律なので、Googleだけに限らず全ての広告業者がこの薬事法の表現を元に広告出稿の可否を判断しています。
特に、最近は薬事法に違反しているネット広告も多いため、審査が厳しくなってきているといわれています。薬事法に違反する可能性のある表現には、以下のようなものがあります。
- 絶対に痩せる薬
- がんには、この薬が効く
- 肝臓が気になる人におすすめのハーブ
- 歯の再石灰化を促進する働きもあります
- 体の疲れ、心の疲れ、色々な疲れ、疲れた体に
- あなたの理想のバストに確実に近づけます
「薬事法ドットコム(https://www.yakujihou.com/content/4-C.html)より引用」
薬事法では、「疾病に効く」と暗に表現することが禁止されています。そのため、直接病気が治るという表現を使用していない広告でも、その広告を見た人が疾病に効果があると誤解してしまう表現を使用することはできません。
薬事法関連の知識がない場合は、無意識のうちに「疾病に効く」と暗に表現してしまっていることもありますので、広告出稿の際には、過去に薬事法に違反して処分を受けた表現を確認してみるといいでしょう。
リンク先がエラーになっている
Google広告では、広告をクリックした遷移先となるリンクを審査の際に提出する必要があります。その際に、リンク先が間違っていたりリンクの期限が切れてしまっていたりする場合は、審査に通りません。
そのため、Google広告に広告出稿をする際には、遷移先のリンクのURLが正しいか、エラーとなっていないかを事前に確認しましょう。
広告文とリンク先の内容が大きくズレている
広告を見た人が混乱しないようにすることに重きを置いているということは上でも述べました。そのため、広告文とリンク先のサイトの内容が大きく異なる場合もGoogle広告の出稿が認められないことがあります。
また、悪意はなくても、広告を見た人が誤解してしまう表現は審査に落ちてしまうので、複数の意味として解釈ができる、いわゆるダブルミーニングになっていないかを確認しましょう。
例えば、「“こうしょう”ができる人間になるための本」と言うコピーで広告を出したとします。この際に、広告主としては「交渉」と言う単語を際立たせるためにあえて「こうしょう」としたとします。しかし、広告をみた人は「口承」の意味であると勘違いする可能性もあります。
交渉と口承では全く意味がことなるため、リンク先の内容ともズレが出てくる可能性があります。そのため、このようなダブルミーニングの広告は避けた方が無難です。
リンク先サイトに主体者表記がない
Google広告では、主体者表記を行うことが義務付けられています。
主体者表記とは、広告主の名前や住所、電話番号を表記することです。Google広告では、名前、住所、電話番号の全てを記載することが条件になっています。法人で広告を出す場合は、主体者の住所や電話番号については会社のもので大丈夫です。
そのため、一つでも間違っている場合や記載のない場合は、審査に通らないので注意しましょう。
まとめ
Google広告は土日祝には審査が行われないという説明から始まり、審査を通過するための注意点までを解説しましたが、いかがでしたか?
今回の記事の内容を簡単にまとめると以下の通りになります。
- 土日に審査は行われない
- 審査状況はステータスから確認可能
- 広告を見ている人が混乱する表現の広告は、規制の対象になりやすい
- 薬事法に違反する広告は審査に通過しない
今回の記事を参考にして一回で審査に通過するような広告を作成することを心がけましょう。
監修者:坪昌史
株式会社ヒトノテの代表取締役CEO。 エンジニアとしてキャリアスタートし、サイバーエージェントのSEO分析研究機関を経て、リクルートの横断マーケティング組織のマネージャー&全社SEO技術責任者を務める。その後、独立しSEOを中心としたクライアントの課題解決を行う。2017年、株式会社ヒトノテを創業し、様々な企業のウェブマーケティングの支援を行う。
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