SEO 公開日: 2024.05.31 更新日: 2024.06.03

内部リンクとは?設置時に考慮すべき要件や効果的な設置方法を解説

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内部リンク アイキャッチ画像

内部リンクの最適化は、SEOを行う上で避けては通れない重要な施策です。内部リンクを変えるだけで、そのページのみならずサイト全体の評価を高めることもできます。

しかし昨今、SEOの主流がコンテンツマーケティングになっている影響もあり、内部リンクの設計にこだわったサイトを見かける機会が減ってきました。

本記事では、特にデータベース型サイト(ポータルサイトやECサイト)を中心に、内部リンク設計の基本や具体的な設置方法まで解説します。ぜひ参考にしてください。

この記事の目次

内部リンクとは

内部リンクとは、同じWebサイト内の異なるページに遷移するリンクのことです。

ユーザーの関心のあるページや関連するページをリンクでつなぐことにより、ユーザーの利便性を高めることができ、またSEOにおける評価を高めることもできます。

内部リンクと対を成す言葉として、外部サイトに遷移するリンクを外部リンクと呼びます。

SEOにおいて内部リンクは非常に重要

内部リンクはSEOにおいて非常に重要です。Googleが公表する「Googleのリンクに関するベストプラクティス」には、「Google は、ページの関連性を判断し、クロールする新しいページを見つける際にリンクをシグナルとして使用します」と記載されています。

つまり、内部リンクでつながっていないページをアップしてもインデックスされず、検索結果に表示されない可能性があるということです。

他方で、内部リンクを最適化し、Googleがサイト内のページを漏れなく巡回できるような道筋をつくることで、新たにページをアップした際のインデックスを加速させることも可能です。

さらに、Googleは内部リンクによってページの意味や価値、関連性を判断し、ページの評価に活用しています。関連するページ同士をつなぐことにより、情報の網羅性の高いサイトとして、ページやサイト全体の評価を高める効果も期待できます。

内部リンク設計の基本的な考え方

階層が上のページに、より内部リンクが集まる構造にする

はじめに、内部リンクの設計で基本となる考え方は、「サイト内の階層が上のページに内部リンクを集める」というものです。

先述したように、Googleはページの発見・評価を、内部リンクをたどって行っています。そのため、内部リンクが集まるページほどクローラーの回遊頻度が上がり、相対的に評価がされやすくなります。

WEBサイトにおいて基本的には階層が上にあるページほど重要になり、そこに内部リンクを集めることでより効果的に評価を高めることができます。

サイト内でどのページがどのくらいの内部リンクを受けているかは、サーチコンソール左部のメニューから「リンク」を選ぶことで確認できます。

サーチコンソールからリンクを確認する方法を説明する画像

上記では、具体例としてヒトノテのサイトの内部リンク設計を紹介しました。TOPページに最も多くのリンクが集まるよう設計されていることが分かります。また他には、階層の高いカテゴリページや主要な詳細ページ、企業として注目してもらいたいオンライン相談のページにもリンクを集めるような設計となっています。

内部リンクは大きく5つの関係で繋ぐ

次に、設計を考える上で、内部リンクをどういう関係性のページ同士で繋ぐかの分類について解説します。

内部リンクは、リンクがつなぐページ同士の関係により大きく5種類に分類することができます。

内部リンクの分類を説明する画像

それぞれの役割や意味について解説します。

①子へのリンク

上層階のページから意味に沿った下の階層のページにつなぐ内部リンクです。

例えば「東京」のページから「渋谷」のページ、「トップス」のページから「Tシャツ」のページといったように、大きなカテゴリからより詳細なカテゴリへと遷移させる際に設置します。

これはユーザビリティとしても必ず必要になりますが、同時にGoogleにサイトの階層構造を伝える役割も持ちます。上層のページから下層のページへと、このリンクの関係性によりカテゴリ単位で情報の網羅性や深さを理解させ、評価させることが可能です。

②親へのリンク

子へのリンクとは逆に、下の階層のページから上の階層につなぐ内部リンクです。ユーザーが階層をさかのぼり、関連する内容や他の条件で探しやすいように設置します。

また、Googleがサイト全体のページを評価する際の逆路としての役割も持ち、複数の下層ページから上層のページへのリンクを設置することで、自然と上階層のページに内部リンクを集めることができます。

主にパンくずリストなどで設置するリンクになります。

③兄弟間のリンク

同階層に位置するページ同士をつなぐ内部リンクです。関連するページや似た内容のページとつなぐことにより、ユーザーが関連するページを探しやすいように設置します。

例えば「渋谷」と「新宿」、「営業」と「エンジニア」、「Tシャツ」と「ワンピース」など、概念として並列なページが対象になります。

SEOの観点としては、Googleが評価する際のわき道を作るようなイメージをすると理解がしやすいかもしれません。同階層のページ同士をつなぐことにより、より各ページの関連性の理解が進み、かつ上階層にリンクを集めるという観点で適正な量の内部リンクが集まるようになります。

④重要なページへのリンク

直接の関連性はやや薄い中で、サイトとして重要なページにつなぐための内部リンクです。重要なページや評価させたいページにリンクを集め、検索エンジンからの評価を高める目的で設置します。

例えばTOPページから直接「渋谷」のページ、逆にフッターリンクですべてのページから「都道府県」のページ、など、検索ニーズが大きく重要なページに上階層からショートカットしたり、下層ページから集めたりするリンクです。

⑤条件掛け合わせページへのリンク

複数の条件を掛け合わせ、ロングテールの検索ニーズに答えるページにつなぐリンクです。ユーザーのニーズにピンポイントで合致するページを表示させるために設置します。

例えば「Tシャツ」のページから「Tシャツ Mサイズ」のページ、「渋谷の賃貸」のページから「渋谷の2DKの賃貸」など、今表示している条件にさらに条件を追加したページへのリンクが該当します。

ここで注意すべき点は、ニーズのないページへのリンクは出さないという点です。関連性の低いページへのリンクやユーザーの利便性を低下させるようなリンクはサイトの評価を下げる要因となってしまいます。ありえない条件の組み合わせや、商品が1つもないページへのリンクは避けるよう心がけてください。

内部リンク設置時に考慮すべきテクニカルな要件

内部リンクの最適化によるSEO効果を得るためには、満たすべきいくつかのテクニカルな要件があります。内部リンクを設置したのに全く効果が出ないといった状況を回避する為にも、その前提となる要件について解説します。

アンカーテキストにはリンク先ページで評価させたいキーワードを含める

アンカーテキストとは、リンクに表示されるテキストのことで、

<a href=”https://sample.com/aaa.html”>アンカーテキスト</a>

のように記述されます。

アンカーテキストは、ユーザーやGoogleに遷移先のページが何について書かれた記事なのかを伝えることを目的に設置します。そのため、テキストの内容や文量は、簡潔に分かりやすくすることが原則となります。リンク先のページで評価させたいキーワードを含めた自然な文章の作成を心がけましょう。

そのため、「おすすめ記事はこちら」「こちらもチェック」「詳細はこちら」のようなテキストはおすすめできません。Googleがリンク先のページ内容を理解できず、関連性の低いリンクと判断されてしまう可能性があるためです。

評価させたいキーワード以外の要素は極力省く

アンカーテキストにリンク先で評価させたいキーワード以外の要素を含める場合には注意が必要です。内部リンクの要素は、Googleの検索結果に影響を及ぼします。過去には、ランキング形式で「1位 〇〇」といったアンカーテキストを設置したことにより、リンク先のページが検索結果で「1位 〇〇」と表示されてしまうという事例もありました。

特に、リンクのデザインにこだわるためにdivタグなどのアウトライン要素を記載する際には、検索結果や評価に悪影響が出ていないことを確認するようにしましょう。

※弊社ではアウトライン要素を<a>タグ内に入れることを避けるよう提案することが殆どです

内部リンクはaタグで記載し、Javascriptは使用しない

aタグはリンクを表すHTMLです。同様の動作をするものとして、javascriptのonclick属性などがあります。しかし、javascriptはGoogleが完全に解釈・評価できない場合が多く、期待するSEO効果を得られない可能性があります。

内部リンクを設置する際には、必ずGoogleが理解可能なaタグを用い、<a href =”URL”>の形式で記載しましょう。

正規化されたURLを設置する

内部リンクには必ず正規化されたURLを設置しましょう。

正規化されたURLとは、不要なパラメータなどが入らないURLを指します。パラメータがついても内容が全く変わらない、あるいは少ししか変わらない場合、Googleから重複ページとみなされ評価が低下するリスクがあります。

URLの正規化について、より詳細な情報が知りたい方は下記の記事をご確認ください。

>>>URLの正規化が必要な理由や確認方法を解説した記事はこちら

404やnoindex、情報がないページには内部リンクを設置しない

リンクをクリックしたのに、404エラーやNot foundといったページに遷移し、時間を無駄にしてしまったという経験はないでしょうか。情報がないページへのリンクはGoogleから見てもメンテンナンスが行き届いていないサイト・ページと判断され、評価を下げる可能性があります。

404エラーやnoindexなど情報がないページへのリンクは避ける、また、見つけ次第修正するようにしましょう。

内部リンクの設置場所とSEO効果の関係性

同様の内部リンクであっても設置する場所によって期待されるSEO効果が異なります。ここからは内部リンクの設置場所とSEO効果の関係性について解説します。最適な内部リンクを考える際にぜひ活用してください。

上階層ページの内部リンクは評価が高くなりやすい

Googleがページを評価する際、TOPページからいかに少ないクリック数でそのページに到達できるかということが重要となります。そのため、サイトの上階層に設置されたリンクは、下層に設置されたリンクよりも評価が高くなりやすい傾向にあります。

実際に、なかなかインデックスされないページへのリンクをTOPページに置いて数日でインデックスされたという事例もあります。

新たに作成したページや重要なページへのリンクをサイトの上階層に設置するといった工夫は非常に効果的です。

パンくずリストの内部リンクは親子関係を考慮して設置する

パンくずリストとは、現在閲覧中のページがサイト内でどの位置にあるのかを示すものです。ユーザーがサイト内を巡回しやすいよう、上位のページから現在のページに至る経路を各ページへの内部リンクの列で表します。

例えば、下記はヒトノテのサイトの例です。HOME→COLUMN→SEOの記事一覧→SEOとは→titleタグのベストプラクティスのように、TOPページから詳細ページまでどのように遷移してきたのかが一目で分かり、いつでも上の階層へ戻れるようになっています。

パンくずリスト 例

パンくずリストに設置するリンクは、サイトの階層構造を意識し、親子関係のページをつなぐようにしましょう。また、親となる上層階のページが複数ある場合は、検索数の多いほうにリンクを設置します。

ヘッダー・フッターなどの共通要素の内部リンクは評価されにくい

サイトの上部や下部に常に表示されている、ヘッダーやフッターなどの共通要素に設置されるリンクは、メインコンテンツに設置されるリンクと比較し、評価されにくい傾向にあります。

とはいえヘッダーやフッターはすべてのページで共通化されている要素であり、手っ取り早く多くの内部リンクを集めることができる手段となります。

そのため、特に評価を集めたいページへの内部リンクを設置するようにしましょう。

下記は求人サイト「バイトル」のフッター部分です。各地方や都道府県、職種、特徴といったバイト探しで特に重視されるページへのリンクが設置されています。

フッター 例1

また、不動産ポータルサイト「ホームズ」では、関連する地域や物件種別へのリンクが設置されていたほか、自社の他サービスへのリンクも設置されています。

フッター 例2

このように、共通部分には関連する内容のリンクだけでなく、企業として評価させたいページへのリンクの設置がおすすめです。

ページ上部に設置した内部リンクの方が評価が高くなりやすい

メインコンテンツの上部と下部に設置されたリンクでは、上部に設置されたリンクの方が高く評価されます。もちろん、遷移先ページの質やメインコンテンツとの関連度により評価は変動しますが、ページ上部はユーザーの目にも留まりサイトとしても重要視していることがGoogleにも伝わるため、評価されやすくなります。

そのため、重要なページや評価してもらいたいページへのリンクはなるべくページ上部に設置することがおすすめです。

索引ページ・サイトマップは内部リンクの数を増やしたいときの工夫としておすすめ

索引ページやサイトマップとは、サイト全体のページを地図のように一覧で網羅的に記載するページのことです。全てのページへのリンクを設置し網羅的にアクセス可能にすることで、Googleの巡回漏れを防いだり、ユーザーの検索を手助けしたりすることができます。

下記の画像は「CECILE」のECサイトの索引ページです。人気キーワードとして、サイト内の各カテゴリへのリンクを網羅的に設置しています。

索引ページ 例

また、「LIFULL介護」のWebサイトでは、下記のようなサイトマップが作成されています。

ページ上部では、各エリアごとにリンクが設置されており、全国の老人ホームを網羅的に探すことができます。また、ページ下部にはお役立ちガイドとして記事ページが一覧でまとまっています。

サイトマップ 例

Googleの巡回漏れを防ぐといった意味では、このように、サイト内のあらゆる詳細ページへのリンクを設置する使い方もおすすめです。

【サイトタイプ別】最適な内部リンクの設置方法

ここからは内部リンクの最適な設置方法について解説します。Webサイトの目的や利用するユーザーの違いに合わせて、サイトタイプ別に具体例を用いながら紹介しますので、参考にしてください。

ECサイト、ポータルサイト

ECサイトやポータルサイトの構造は大まかにTOPページ、一覧ページ、詳細ページの3つの階層に分かれます。TOPページから、気になるカテゴリの一覧ページに移動し、さらに一覧の中から条件を絞って詳細なページに移動するといった構造です。

不動産ポータルサイト「ホームズ」を例にそれぞれのページで必要なリンクを紹介します。

TOPページ

ECサイト、ポータルサイトのTOPページに必要なリンク

  • 第2階層への子リンク
  • 主要な第3階層への子リンク
  • 一部の重要な詳細ページへの直接リンク

まず、TOPページから第2階層への子リンクが必要です。ユーザーがサイト内を回遊しやすいよう大カテゴリへの網羅的なリンクを設置しましょう。

ホームズの場合、新築や賃貸といった物件の種類ごとに子リンクが設置されています。また、不動産の種類だけでなく、住所や最寄り駅、移動にかかる時間といった条件へのリンクも設置されているのが分かります。

不動産を見つけにTOPページを訪れるユーザーのニーズを考慮し、網羅的に第2階層への内部リンクを設置している点がポイントです。

ポータルサイト TOPページのリンク 例1

次に、主要な第3階層へのリンクも重要です。ユーザーの利便性を向上させるため、人気の小カテゴリには直接移動できるリンクを設置しましょう。

ホームズでは、主要な政令指定都市にはTOPページから直接ショートカットでリンクが設置されています。

ポータルサイト TOPページのリンク 例2

最後に、一部の詳細ページへの直接リンクも設置しましょう。

企業として推している物件情報や人気の物件情報などの詳細ページへリンクを設置することで、ユーザーや検索エンジンにページを発見・評価をしてもらいやすくなります。

下記は、マンションの売買をサポートする不動産ポータルサイト「マンションマーケット」のTOPページ画像です。人気マンションランキングやおすすめマンションといった文言で一部マンションの詳細ページへのリンクが設置されています。

ポータルサイト TOPページのリンク 例3

一覧ページ

一覧ページとは、詳細ページが一覧で表示されているページのことです。ホームズのサイトでは、市区町村といった詳細なエリアまで指定することで一覧ページに移動することができます。一覧ページに必要な内部リンクは下記の通りです。

ECサイト、ポータルサイトの一覧ページに必要なリンク

  • 自条件にマッチする詳細ページへの子リンク
  • 自条件×他条件の掛け合わせページへのリンク

まずは指定された条件にマッチする詳細ページへの子リンクが必要です。ユーザーの利便性向上のため、詳細ページの内容やリンクの位置が分かりやすい設計を心がけましょう。

下記は「千代田区 賃貸」という条件を指定した場合の一覧ページです。物件名にリンクが設置されており、直観的に分かりやすいデザインとなっています。

ポータルサイト 一覧ページのリンク 例1

次に、現在指定されている条件に加えて、他の条件を追加した一覧ページを表示するためのリンクが必要です。

ホームズでは、一覧ページの下部に設置されています。現在の「千代田区 賃貸」といった条件に加え、「賃料が安い順」といった物件の表示順の変更やより詳細なエリアの指定、間取りやペット可否などの条件を追加することができます。

また、「千代田区周辺エリアから賃貸物件を探す」という項目もあることが分かります。このリンクをクリックすると「〇〇区 賃貸」の一覧ページが表示されます。ユーザーのニーズを考慮し、似たような条件のページへのリンクを設置するのもおすすめです。

ポータルサイト 一覧ページのリンク 例2

詳細ページ

ECサイト、ポータルサイトの詳細ページに必要なリンク

  • 条件の近い他の詳細ページへの兄弟間のリンク

詳細ページには条件の近い他の詳細ページへの兄弟間のリンクを設置しましょう。ユーザーの関心や興味に近いページを表示させることで、流入数の増加や滞在時間の増加といった効果を期待できます。

ホームズの場合は、詳細ページ下部に「同じ会社の周辺の物件」「条件が似たおすすめの物件」といった文言で他の詳細ページへの兄弟間のリンクが設置されています。

また、その下には「この物件が利用できる駅・路線から賃貸物件を探す」「この物件の周辺エリアから賃貸物件を探す」といったリンク枠も設置されています。これは、似た条件の一覧ページへの内部リンクです。ユーザーのサイト回遊を手助けする目的もありますが、膨大な詳細ページから上の階層へのリンクを設置することで、リンクを受けるページの評価向上に寄与します。

ポータルサイト 詳細ページのリンク 例

記事メディア

次に、記事メディアに必要な内部リンクを、求人サイトバイトルの記事メディア「BOMS」を用いて紹介します。

TOPページ

記事メディアのTOPページに必要な内部リンク

  • カテゴリへの子リンク
  • 編集部ピックアップ(おすすめ記事)への直接リンク
  • 新着記事への直接リンク

まず、ECサイトやポータルサイトと同様、第2階層である大カテゴリへの子リンクは必要です。ユーザーが必要な記事を発見しやすいよう、網羅的にリンクを設置しましょう。

記事メディア TOPページのリンク 例1

また、記事メディアでは小カテゴリ(第3階層)へのリンクも非常に重要となります。掲載する記事数が多すぎるあまり、ユーザーが必要な記事を見つけられず、サイトやページの評価が下がってしまうといった事態を避けるため、TOPページから小カテゴリへのリンクも網羅的に設置するよう心がけてください。

BOMSでは、グローバルメニューの大カテゴリにポインターを合わせることで、その中の小カテゴリを表示させることができます。

例えば、仕事探しのカテゴリはバイト・パート探し、社員の転職、看護師の転職といった小カテゴリに細分化されており、ユーザーが自分の属性に合わせて読みたい記事を見つけやすいようになっています。

記事メディア TOPページのリンク 例2

次に、一部の詳細ページへの直接リンクも大切です。公開直後でインデックスされていないページや検索エンジンからの評価を高めたいページへの直接リンクを設置するようにしましょう。

記事メディアの場合、新着記事や編集部ピックアップなどの文言での設置がおすすめです。このように掲載することで、SEOだけではなく、ユーザーにとっても使いやすいサイトとすることができます。

記事メディア TOPページのリンク 例3
記事メディア TOPページのリンク 例4

一覧ページ

記事メディアにおける一覧ページは、カテゴリごとに記事がまとまっているページを指します。

ここでは、基本的に、カテゴリ内の全ての記事にクローラーが辿れるよう、ページネーションを含めてリンクを設置するようにしましょう。検索エンジンの評価漏れを防ぐ効果が期待できます。

>>>ページネーションとは?SEOでの役割やベストプラクティスを解説

しかし、カテゴリ内の記事数が多くなるにつれ、次第に新着記事の発見が遅れたり、ページごとの評価に差が生じたりする可能性があります。これらの問題を改善するため、リンクを設置する際には、下記のようなリンクの設置がおすすめです。

記事メディアの一覧ページに必要な内部リンク

  • カテゴリ内の新着記事への子リンク
  • カテゴリ内の評価したい記事への子リンク

まず、いち早くインデックスさせたい新着記事に関してはページ上部にリンクを設置しましょう。

BOMSでは、NEWと書かれた新着記事は必ず一番上に並んでいることが確認できます。

記事メディア 一覧ページのリンク 例1

新着記事へのリンクをページ上部に持ってくるといった工夫の他にも、TOPページと同様に、編集部ピックアップやおすすめ記事として評価を高めたい記事へのリンクを目立たせたりページ上部に設置したりといった工夫は有効です。

詳細ページ

記事メディアの詳細ページに必要なリンク

  • カテゴリ内の他の記事(関連記事)への兄弟間のリンク
  • カテゴリ内の評価させたい記事へのリンク

詳細ページには、関連する記事への兄弟間のリンクを設置しましょう。関連する記事同士をつなぐことで記事の評価を高めたり、ユーザーのサイト滞在時間を増加させたりすることができます。

また、検索エンジンに評価させたい記事へのリンクもおすすめです。同カテゴリ内の新着記事や重要な記事には積極的にリンクを設置するようにしましょう。

BOMSでは、詳細ページの下部で、関連記事として同カテゴリ内の記事を表示させているようです。

記事メディア 詳細ページのリンク 例1

コーポレートサイト

コーポレートサイトとは、企業や組織が自社の情報を発信するための公式Webサイトのことです。集客や収益を上げるためではなく、主に企業のブランドイメージを伝え、関係者に対して必要な情報を提供することを目的としています。

コーポレートサイトの場合、一般ワードでのSEO効果を得ることが一番の目的ではありません。そのため、一概に最適な内部リンクの設置方法を決めることはできません。ユーザーに見てもらいたい内容を、見てもらいたい流れでつなぐようにしましょう。

下記は「TOYOTA」の企業ページの例です。

TOPページから企業情報や採用情報といった第2階層へ内部リンクが設置されており、さらに主要な第3階層へも直接アクセスできるようになっているのが分かります。

コーポレートサイト リンク 例1
コーポレートサイト リンク 例2

また、TOYOTAでは最新ニュースや重要なニュースへのリンクも設置されています。TOPページを訪れる消費者や投資家が関心のある最新情報や企業の価値を高めるような良いニュースへのリンクをつないでいるのでしょう。

コーポレートサイト リンク 例3

内部リンクに関するよくある質問・相談

ここからは弊社で依頼を受ける際によく聞かれる質問や疑問に答えていきます。内部リンク施策を行う際に、疑問に感じる観点でもあるため、ぜひ参考にしてください。

テキスト飛ばしは実施しても問題ないですか

テキスト飛ばしとは、リンクを設置する際にテキストの代わりに画像を表示させ、表示上テキストがないように見せる手法のことです。

テキスト飛ばし(オフレフト)は、飛ばすテキストと表示される画像が一致する場合のみ、実施して問題ありません。もし、飛ばすテキストと表示される画像が異なる場合には、ペナルティなどマイナス影響を受ける可能性があるため、気を付けましょう。

title属性は必要ですか

title属性とは、要素に関する追加情報を提供するために使用されるHTMLです。title属性を使用すると、マウスをその要素の上に移動したときにツールチップとしてテキストを表示させることができます。ただし、これは検索エンジンに対してではなく、ページを訪れるユーザーに対して補足的な情報を提供するためのものです。

そのため、現在のSEO上はあまり効果がなく、なくても問題がないとされています。ただし、今後はアクセシビリティの観点から必要となる可能性もあり、余裕があれば設定しておくにこしたことはありません。

似た概念にalt属性があります。alt属性は、画像が表示されない場合に、画像の内容を説明するテキストを表示させるHTMLですが、画像の認識が苦手な検索エンジンに対して画像の内容を理解させる効果もあります。そのため、SEO上もかなり重要であり、画像にリンクを設置する場合には、必ずalt属性を設定するようにして下さい。

まとめ

今回はSEO上の内部リンクの重要性や設計における基礎知識、サイト種類別に最適な設置方法などを解説しました。

内部リンクの最適化は、SEOを行う上で非常に重要度の高い施策であり、様々なSEO効果を得られる可能性があります。SEOを行う際は、優先的に取り組みたい施策の1つだと言えるでしょう。

一方で、重要度の高い施策だからこそ、ちょっとした違いが大きな機会損失につながる可能性もあります。もし、自社のみで行うのが難しいと判断した場合には専門家に任せるのもおすすめです。

株式会社ヒトノテでは、さまざまな観点で企業のSEO対策をご支援をさせていただいております。内部リンクの最適化や他のSEO施策について知りたい場合は、ぜひお気軽にご相談ください。不明点や疑問点に対して、1つ1つ丁寧にご説明いたします。

ヒトノテ坪昌史

監修者:坪昌史

株式会社ヒトノテの代表取締役CEO。 エンジニアとしてキャリアスタートし、サイバーエージェントのSEO分析研究機関を経て、リクルートの横断マーケティング組織のマネージャー&全社SEO技術責任者を務める。その後、独立しSEOを中心としたクライアントの課題解決を行う。2017年、株式会社ヒトノテを創業し、様々な企業のウェブマーケティングの支援を行う。

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