SEO 公開日: 2026.05.08

自社サイトのSEO診断を自分でやる方法|無料ツールで行うセルフチェック完全ガイド

SEO診断セルフチェック

SEO診断とは

SEO診断とは、自社サイトが検索エンジンに適切に評価されているかどうかを、さまざまな観点からチェック・分析する作業です。サイトの技術的な問題、コンテンツの品質、外部要因など、検索順位に影響を与える要素を総合的に点検します。

SEO診断を行うことで、「なぜ検索順位が上がらないのか」「どこを改善すれば効果が出るのか」が明確になります。闇雲にコンテンツを追加したり、場当たり的な施策を繰り返すよりも、まず現状を正確に把握することが、効率的なSEO改善の第一歩です。

SEO診断は専門のコンサルタントに依頼することもできますが、基本的なチェックは無料ツールを使って自分で行うことが可能です。本記事では、無料ツールを活用したセルフSEO診断の方法を、チェック項目ごとに詳しく解説します。

無料で使えるSEO診断ツール一覧

SEO診断に使える主要な無料ツールを紹介します。これらのツールを組み合わせることで、有料ツールに匹敵する診断が可能です。

Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールは、Googleが公式に提供する無料のSEO分析ツールです。検索パフォーマンス(検索クエリ、表示回数、クリック数、平均掲載順位)の確認、インデックス状況のチェック、クロールエラーの検出、モバイルユーザビリティの問題把握など、SEO診断において最も重要なツールといえます。自社サイトのSEO状況を正確に把握するための基盤となるため、まだ導入していない場合は最優先で設定しましょう。

GA4(Google Analytics 4)

GA4はサイト内のユーザー行動を分析するツールです。SEO診断においては、オーガニック検索からの流入数の推移、ランディングページごとのエンゲージメント率、コンバージョン経路の分析などに活用します。サーチコンソールが「検索結果上での状況」を示すのに対し、GA4は「サイト内での行動」を示すツールであり、両方を組み合わせることで包括的な診断が可能になります。

PageSpeed Insights

PageSpeed Insightsは、Googleが提供するページ表示速度の計測・分析ツールです。URLを入力するだけで、モバイル・デスクトップそれぞれのパフォーマンススコアと、具体的な改善項目を確認できます。Core Web Vitals(LCP、INP、CLS)のスコアも表示されるため、テクニカルSEOの診断に欠かせません。

モバイルフレンドリーテスト

Googleのモバイルフレンドリーテストは、特定のURLがモバイルデバイスで適切に表示されるかをチェックするツールです。Googleはモバイルファーストインデックスを採用しているため、モバイル対応は検索順位に直結する重要な要素です。テスト結果では、テキストが小さすぎる、タップ要素が近すぎるなどの具体的な問題点も報告されます。

リッチリザルトテスト

リッチリザルトテストは、ページに実装された構造化データが正しく記述されているかを検証するツールです。FAQ、レビュー、パンくずリストなどの構造化データが正しく実装されていると、検索結果にリッチスニペットが表示され、CTR(クリック率)の向上が期待できます。

SEOセルフチェック項目10選

SEO診断10のチェック項目

以下の10項目を順番にチェックすることで、自社サイトのSEO状況を網羅的に診断できます。

1. インデックス状況

まず確認すべきは、サイトのページがGoogleに正しくインデックスされているかどうかです。

チェック方法:

  • サーチコンソールの「ページ」レポートで、インデックス登録済みのページ数と未登録のページ数を確認
  • 「site:自社ドメイン」で検索し、Googleに認識されているページ数を概算確認
  • 重要なページがインデックスされていない場合は、URLを個別に検査し、原因を特定

インデックスされるべきページがインデックスされていない場合、noindexタグの誤設定、canonicalタグの不備、robots.txtによるブロックなどが原因として考えられます。

2. 表示速度(Core Web Vitals)

ページの表示速度はユーザー体験とSEOの両方に影響する重要な要素です。

チェック方法:

  • PageSpeed Insightsで主要ページのスコアを計測
  • Core Web Vitalsの3指標(LCP: 2.5秒以内、INP: 200ms以内、CLS: 0.1以内)を確認
  • サーチコンソールの「ウェブに関する主な指標」レポートで、サイト全体の状況を把握

改善が必要な場合は、画像の最適化(次世代フォーマットの使用、遅延読み込み)、不要なJavaScript/CSSの削除、サーバーレスポンスタイムの短縮などから着手しましょう。

3. モバイル対応

現在、日本のWeb検索の約70%以上がスマートフォンから行われています。モバイル対応は必須です。

チェック方法:

  • モバイルフレンドリーテストで主要ページをチェック
  • 実際にスマートフォンでサイトを閲覧し、文字の読みやすさ、ボタンのタップしやすさ、画像の表示を確認
  • GA4でモバイルとデスクトップのエンゲージメント率を比較(モバイルが極端に低い場合は表示に問題がある可能性)

4. 内部リンク構造

内部リンクは、サイト内のページ間をつなぐリンクで、検索エンジンのクロールとユーザーの回遊性に影響を与えます。

チェック方法:

  • サーチコンソールの「リンク」レポートで、内部リンク数の上位ページを確認
  • 重要なページに十分な内部リンクが集まっているかをチェック
  • 孤立ページ(他のページからリンクされていないページ)がないか確認

重要なページほど多くの内部リンクを集めるよう意図的に設計しましょう。また、アンカーテキストにはリンク先のページの内容を表すキーワードを含めることが推奨されます。

5. メタタグの最適化

titleタグとmeta descriptionは、検索結果に表示されるスニペットの元になる重要な要素です。

チェック方法:

  • 全ページのtitleタグが設定されているか確認(30〜60文字が目安)
  • meta descriptionが設定されているか確認(70〜120文字が目安)
  • titleタグに対策キーワードが含まれているか確認
  • 重複するtitleタグやdescriptionがないかチェック

サーチコンソールで検索クエリごとのCTRを確認し、CTRが低いページはtitleとdescriptionの改善で大きな効果が期待できます。

6. 構造化データ

構造化データは、ページの内容を検索エンジンに明確に伝えるためのマークアップです。

チェック方法:

  • リッチリザルトテストで主要ページの構造化データを検証
  • パンくずリスト、FAQ、企業情報、商品情報など、該当するタイプの構造化データが実装されているか確認
  • エラーや警告がないかチェック

構造化データを正しく実装すると、検索結果にリッチスニペット(星評価、FAQ、パンくずリストなど)が表示され、CTRの向上につながります。

7. robots.txt

robots.txtは、検索エンジンのクローラーに対して、クロールの許可・禁止を指示するファイルです。

チェック方法:

  • 「自社ドメイン/robots.txt」にブラウザでアクセスし、内容を確認
  • 重要なページやディレクトリが誤ってDisallowされていないか確認
  • サイトマップのURLが正しく記述されているか確認

robots.txtの設定ミスは、サイト全体のインデックスに深刻な影響を与える可能性があります。変更する際は慎重に行い、変更後はサーチコンソールでインデックス状況を確認しましょう。

8. XMLサイトマップ

XMLサイトマップは、サイト内のページ一覧を検索エンジンに通知するためのファイルです。

チェック方法:

  • 「自社ドメイン/sitemap.xml」にアクセスし、サイトマップが存在するか確認
  • サーチコンソールでサイトマップが正しく送信・処理されているか確認
  • サイトマップに含まれるURL数と、実際のページ数が一致しているか確認
  • noindexページや404ページがサイトマップに含まれていないか確認

9. 被リンク(バックリンク)

被リンクは、外部サイトから自社サイトに向けられたリンクで、SEOにおいて最も重要なランキング要因の一つです。

チェック方法:

  • サーチコンソールの「リンク」レポートで、外部リンクの状況を確認
  • リンク元サイトの質(スパムサイトからのリンクがないか)を確認
  • 被リンク数の推移を定期的にモニタリング

質の低いサイトからの大量のリンクはペナルティの原因になることがあります。不自然なリンクを発見した場合は、サーチコンソールのリンク否認ツールの利用を検討しましょう。

10. Core Web Vitals

Core Web Vitalsは、Googleが定義するユーザー体験の主要指標で、検索ランキング要因にもなっています。

チェック方法:

  • LCP(Largest Contentful Paint): ページのメインコンテンツが表示されるまでの時間。2.5秒以内が「良好」
  • INP(Interaction to Next Paint): ユーザーの操作に対する応答速度。200ms以内が「良好」
  • CLS(Cumulative Layout Shift): ページ読み込み中のレイアウトのずれ。0.1以内が「良好」

サーチコンソールの「ウェブに関する主な指標」レポートで、サイト全体の状況をモバイル・デスクトップ別に確認できます。「不良」と判定されたURLは優先的に改善しましょう。

診断結果の読み方と改善優先度

10項目のチェックを終えたら、結果を整理して改善の優先順位をつけます。

緊急度の高い問題

以下の問題は、検索順位に深刻な影響を与えるため、最優先で対応しましょう。

  • 重要なページがインデックスされていない
  • robots.txtで重要なページをブロックしている
  • サイト全体がモバイルフレンドリーでない
  • Core Web Vitalsが「不良」判定のページが多数ある
  • 大量のスパム被リンクを受けている

改善効果の高い項目

緊急の問題を解消した後は、改善効果が高く実行しやすい項目から着手します。

  • titleタグ・meta descriptionの最適化(作業が容易でCTR改善に直結)
  • 内部リンクの追加・最適化(クロール効率とユーザー回遊の改善)
  • 構造化データの実装(リッチスニペット表示によるCTR向上)
  • ページ表示速度の改善(ユーザー体験とランキングの両方に好影響)

中長期で取り組む項目

以下は継続的に取り組むべき中長期の改善項目です。

  • 質の高いコンテンツの継続的な制作・更新
  • 自然な被リンクを獲得するための施策(PR、コンテンツマーケティング)
  • サイト構造の根本的な見直し

自分でできる範囲と専門家に依頼すべき範囲

SEO診断と改善は、すべてを自分で行う必要はありません。セルフチェックで対応できる範囲と、専門家に依頼した方が効率的な範囲を明確にしておきましょう。

自分でできること

  • サーチコンソール・GA4のデータ確認と基本的な分析
  • titleタグ・meta descriptionの確認と修正
  • PageSpeed Insightsでの速度チェック
  • モバイルフレンドリーテストの実施
  • robots.txt・XMLサイトマップの確認
  • 基本的なコンテンツの追加・更新

専門家に依頼すべきこと

  • 大規模なサイト構造の改修(ディレクトリ構造の変更、URL設計の見直し)
  • 高度なテクニカルSEO対応(JavaScript SEO、サーバー設定、CDN導入)
  • 競合分析に基づくキーワード戦略の策定
  • 被リンク戦略の立案と実行
  • CMS移行やサイトリニューアル時のSEO対策
  • Google検索アルゴリズムアップデートへの対応

セルフ診断で課題を把握した上で、自分では対応が難しい項目を専門家に相談するのが最も効率的なアプローチです。ヒトノテでは、SEO診断から改善施策の実行まで、お客様の状況に合わせたサポートを提供しています。

実際にヒトノテがご相談を受けた事例では、あるクライアント企業が半年間にわたって社内でさまざまなSEO施策を試みたものの順位が回復せず、ヒトノテに相談されました。テクニカルSEOの全体診断を行ったところ、一般的なチェックリストには載っていないクリティカルな設定ミスが見つかり、修正後に数週間で順位が回復しました。セルフチェックで見つからない問題こそ、専門家の経験値が活きる領域です。

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まとめ

SEO診断は、サイトの課題を明確にし、効率的な改善につなげるための重要なプロセスです。Googleサーチコンソール、GA4、PageSpeed Insights、モバイルフレンドリーテスト、リッチリザルトテストといった無料ツールを活用すれば、基本的なSEO診断は自分で行うことが可能です。

本記事で紹介した10のチェック項目(インデックス状況、表示速度、モバイル対応、内部リンク、メタタグ、構造化データ、robots.txt、サイトマップ、被リンク、Core Web Vitals)を定期的にチェックし、緊急度と改善効果の高い項目から優先的に対応していきましょう。

セルフ診断で大まかな課題を把握した上で、技術的に高度な改善や戦略的な施策については、SEOの専門家に相談することをおすすめします。

SEO診断やサイト改善でお悩みの方は、ぜひヒトノテにご相談ください。豊富なSEOコンサルティング実績をもとに、貴社サイトの課題発見から改善施策の実行まで、ワンストップでご支援いたします。

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