SEO 公開日: 2026.04.15

Googleコアアップデートで順位が下がった?慌てず実行すべき対応手順と回復戦略

Googleコアアップデートで順位が下がったときの対応

Googleコアアップデートとは

Googleコアアップデートとは、Googleが検索アルゴリズムの根幹部分に行う大規模な変更のことです。年に数回(おおむね3〜4回)実施され、検索結果全体に広範な影響を与えます。通常のアルゴリズム更新が特定の要素(スパム対策やページ速度など)に焦点を当てるのに対し、コアアップデートはサイト全体の品質評価を根本から見直す点が特徴です。

コアアップデートが実施されると、これまで上位に表示されていたページの順位が下がったり、逆にこれまで評価されていなかったページが急上昇したりします。これは「ペナルティ」ではなく、Googleの品質評価基準が更新された結果として、相対的な順位が変動するものです。

直近のコアアップデートの傾向:

  • E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の重視がさらに強化:実体験に基づくコンテンツや、専門家による監修コンテンツがより高く評価される傾向にあります。
  • ユーザー体験(UX)の評価比重が増大:Core Web Vitalsに加え、ページ全体の使いやすさや情報の見つけやすさが評価に影響しています。
  • AIコンテンツへの対応:AI生成コンテンツ自体がペナルティの対象になるわけではないものの、人間による編集・監修・付加価値がないコンテンツは評価が下がる傾向にあります。
  • 情報の鮮度と網羅性:古い情報のままアップデートされていないコンテンツや、ユーザーの検索意図を十分にカバーしていないコンテンツの評価が下がるケースが増えています。

コアアップデートの影響は、公開後1〜2週間かけてロールアウト(段階的に適用)されるため、順位変動が落ち着くまでには時間がかかります。慌てて対応するのではなく、まずは影響の全体像を把握することが重要です。

コアアップデートで順位が下がったときに最初にやること

コアアップデート後に検索順位が下がったことに気づいたら、まずは冷静にデータを確認することが最優先です。感覚ではなくデータに基づいて状況を正確に把握しましょう。

1. 影響範囲を特定する(全体 or 特定ページ)

順位が下がったのがサイト全体なのか、特定のページやカテゴリに限定されるのかを確認します。これによって対応の方向性が大きく変わります。

確認方法:

  • Google Search Consoleの「検索パフォーマンス」で、クリック数・表示回数の推移をページ別・クエリ別に確認する
  • Google Analyticsでオーガニック検索流入をランディングページ別に分析する
  • 順位計測ツールで、キーワードグループごとの変動を確認する

パターン別の傾向:

  • サイト全体が下落:ドメイン全体の信頼性・品質に関する評価が見直された可能性が高い
  • 特定カテゴリが下落:該当カテゴリのコンテンツ品質やE-E-A-Tに課題がある可能性
  • 特定ページのみ下落:個別ページのコンテンツ品質や検索意図との一致度に問題がある可能性

2. アップデートの時期と照合する

順位の変動がコアアップデートによるものなのか、他の要因によるものなのかを正確に判断するために、タイミングの照合が不可欠です。

確認すべきポイント:

  • Googleの公式ブログ(Google Search Central Blog)でアップデートの開始日・完了日を確認する
  • 順位変動の開始時期とアップデートのロールアウト期間が一致しているかを検証する
  • 同時期に自社サイトで行った変更(コンテンツ修正、技術的変更など)がないかを確認する

コアアップデートとは無関係に、自社サイトの技術的な問題やコンテンツ変更が原因で順位が下がっているケースもあります。原因の切り分けを正確に行うことが、適切な対策の第一歩です。

3. 競合の順位変動も確認する

自社サイトだけでなく、同じキーワードで競合しているサイトの順位変動も確認しましょう。競合サイトの分析によって、アップデートがどのような方向性で品質評価を変更したのかのヒントが得られます。

  • 順位が上昇した競合サイトのコンテンツを分析し、自社との違いを特定する
  • 同様に順位が下落した競合がいる場合、共通する弱点がないか確認する
  • 新たに上位表示されたサイトがある場合、そのコンテンツの特徴(網羅性、専門性、信頼性など)を分析する

コアアップデートからの回復戦略

影響範囲と原因の見当がついたら、具体的な回復戦略を実行していきます。コアアップデートからの回復は、小手先のテクニックではなく、サイト全体の品質向上によって実現するものです。

E-E-A-Tの強化が最も有効

コアアップデートからの回復において、最も効果的なアプローチはE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の強化です。Googleは一貫して、質の高い情報を提供するサイトを評価する方向にアルゴリズムを進化させています。

具体的な施策:

  • 著者情報の充実:記事の執筆者プロフィールを詳細に記載し、専門性や実績を明示する。著者ページを作成し、執筆記事一覧を掲載する
  • 一次情報の追加:独自の調査データ、実験結果、事例紹介など、他サイトでは得られない情報を盛り込む
  • 体験に基づく情報:実際に使った、試した、経験したという一次体験に基づくコンテンツを強化する
  • 監修体制の整備:専門家による監修を実施し、その旨を記事内に明記する(YMYL領域では特に重要)
  • 会社概要・運営者情報の充実:サイト運営者の信頼性を示す情報(所在地、実績、資格など)を充実させる

低品質コンテンツの改善・整理

コアアップデートでは、サイト全体の品質が評価されるため、低品質なコンテンツが多いサイトは全体の評価が下がる可能性があります。コンテンツの棚卸しを行い、品質の底上げを図りましょう。

コンテンツ整理の手順:

  1. 全コンテンツをリスト化し、オーガニック流入・検索順位・コンバージョンのデータを付与する
  2. 以下の基準で各コンテンツを分類する
    • 維持:十分な流入があり、品質も問題ない
    • リライト:テーマは重要だが、内容の更新や品質向上が必要
    • 統合:類似テーマの記事が複数存在し、カニバリゼーション(共食い)を起こしている
    • 削除・noindex:流入がなく、品質も低く、改善の見込みが薄い
  3. 優先度の高いものから順に改善を実施する

ユーザー体験(UX)の改善

Googleは、ユーザーにとって使いやすく、満足度の高いサイトをより高く評価する方向に進化しています。コアアップデートで順位が下がった場合、UXの改善も重要な回復施策の一つです。

改善すべきポイント:

  • ページ速度の改善:Core Web Vitals(LCP・INP・CLS)のスコアを改善する
  • モバイルフレンドリーの徹底:スマートフォンでの閲覧体験を最適化する
  • 広告・ポップアップの最適化:コンテンツの閲覧を妨げる過剰な広告やポップアップを削減する
  • ナビゲーションの改善:ユーザーが求める情報にたどり着きやすいサイト構造を構築する
  • コンテンツの読みやすさ:適切な見出し構造、段落分け、画像・図表の活用で読みやすさを向上させる

被リンクプロフィールの見直し

被リンク(外部サイトから自社サイトへのリンク)の質と量は、サイトの権威性を示す重要な指標です。コアアップデートで評価基準が変わった結果、被リンクの評価方法も変化している可能性があります。

見直すべきポイント:

  • 不自然なリンクパターン(大量の低品質ディレクトリからのリンクなど)がないか確認する
  • リンク元サイトの品質を確認し、スパムサイトからのリンクがあれば否認ツールの活用を検討する
  • 業界の権威あるサイトからの自然な被リンクを獲得するための施策(質の高いコンテンツ制作、PR活動など)を強化する

やってはいけない対応

コアアップデートで順位が下がると、焦りから誤った対応をしてしまうケースが少なくありません。以下のような行動は、状況をさらに悪化させる可能性があるため、絶対に避けてください。

  • 慌ててコンテンツを大量削除する:順位が下がったページを闇雲に削除すると、そのページが獲得していた被リンクの価値も失われます。削除するのではなく、まずは改善を検討しましょう。低品質なコンテンツの整理は必要ですが、データに基づいた慎重な判断が求められます。
  • 短期間でドメインを変更する:「ドメインが評価を落としたから変えよう」という判断は極めて危険です。ドメイン変更には大きなSEOリスクが伴い、正しく行ったとしても一時的な順位下落は避けられません。問題の本質はコンテンツやサイトの品質にあることがほとんどです。
  • ブラックハットSEOに頼る:リンク購入、隠しテキスト、クローキングなどのブラックハット手法は、一時的な効果があるように見えても、Googleのスパム対策アルゴリズムに検出されればさらなるペナルティを受けます。
  • アップデートのロールアウト中に大規模な変更を行う:コアアップデートが完全にロールアウトされる前に大規模な変更を行うと、アップデートの影響と変更の影響の切り分けができなくなります。まずはロールアウトの完了を待ちましょう。

Googleの公式見解——「アルゴリズムは進化している」

Googleは一貫して、「コアアップデートは、検索結果の品質を改善するためのもの」と説明しています。つまり、特定のサイトにペナルティを与えることが目的ではなく、より良い情報をユーザーに届けるための「進化」であるという立場です。

ヒトノテ代表の坪は、コアアップデートについて次のように述べています。

「コアアップデートは"変化"ではなく"進化"です。Googleが目指す理想の検索体験——ユーザーが本当に求めている情報に、最短でたどり着ける世界——に近づくためのステップなのです。だからこそ、アルゴリズムの裏をかこうとする小手先のSEOではなく、ユーザーにとって本当に価値のあるコンテンツを作り続けることが、長期的に最も安定したSEO戦略になります。」

この考え方は、Googleが公式に推奨するアプローチとも完全に一致しています。Googleの検索品質評価ガイドラインは、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を重視した高品質なコンテンツ制作を推奨しており、コアアップデートのたびにこの方向性は強まっています。

短期的な順位変動に一喜一憂するのではなく、「ユーザーにとって最も価値のある情報は何か」を常に問い続け、コンテンツとサイト全体の品質を高め続けること。それが、コアアップデートに左右されない強固なSEO基盤を築く唯一の道です。

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まとめ

Googleコアアップデートで順位が下がった際の対応は、「慌てず、データを基に、本質的な品質改善を行う」ことに尽きます。本記事で解説した手順を整理すると、以下のようになります。

  1. 現状把握:影響範囲を特定し、アップデートの時期と照合し、競合の動向も確認する
  2. 回復戦略の実行E-E-A-Tの強化、低品質コンテンツの改善、UXの向上、被リンクの見直しを行う
  3. やってはいけないこと:大量削除、ドメイン変更、ブラックハットSEOは絶対に避ける
  4. 長期的視点:Googleの進化に沿った、ユーザーファーストのコンテンツ制作を継続する

コアアップデートからの回復には、通常2〜3ヶ月、場合によっては次のコアアップデートまで待つ必要があることもあります。しかし、本質的な改善を積み重ねていけば、着実に順位は回復します。

コアアップデートで順位が下がってお困りの方、または今後のアップデートに備えてサイトの品質を強化したい方は、ぜひヒトノテにご相談ください。アップデートの影響分析から具体的な回復施策の立案・実行まで、SEOの専門チームがワンストップでサポートいたします。

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