ドメイン年齢とは?調べ方やSEOへの影響も解説
ドメイン年齢とは、ドメインがGoogleのクローラーに認識(インデックス)された時から経過した期間を指します。一般的にドメイン年齢が高い方が、SEOへ良い影響が期待できます。
本記事では、ドメイン年齢がSEOに与える影響や調べ方を具体的に解説します。ドメイン年齢について理解して、良いコンテンツを長く運用していきましょう。
この記事の目次
ドメイン年齢とは?
ドメイン年齢とは、Googleのクローラーがドメインを認識してから経過した期間のことです。別名「ドメインエイジ」とも呼ばれています。
サイトの開設日から起算した日数が、ドメイン年齢であると勘違いされることが多いですが、あくまでクローラーがドメインを認識したタイミングから、計算されるので注意してください。
ドメイン年齢が高いサイトの方が、ドメイン年齢が低いサイトよりもSEOで良い影響を受けやすいといわれています。しかし、これは絶対的なものではありません。
例えば、いくら長く続く老舗であっても、サービスが良くなければ評価は上がりませんよね。
ドメイン年齢も同じです。継続的に良質なコンテンツを増やし続けることで、Googleからの信頼が増しSEOへも良い影響が期待できます。
ドメイン年齢が高い = コンテンツを多く作成しユーザーへの認知・信頼度が高い。と評価される傾向があるというわけです。
ちなみにサブドメインを利用すると、ルートドメイン(本体ドメイン)の年齢を引き継げます。
例えば「https://auctions.yahoo.co.jp/(ヤフオク)」、「https://chiebukuro.yahoo.co.jp/(知恵袋)」のようなサービスがサブドメインを利用しているのはドメイン年齢の影響をケアしてのことです。
ドメイン年齢の調べ方
ドメイン年齢は、インターネット上の無料ツールを作って確認することができます。
ここでは、ohotuku.jpというサイトを使った確認方法をご紹介いたします。
手順は以下の2ステップです。
- ohotuku.jpにアクセスしURLを入力する
- 「チェックする」ボタンを押して、ドメイン年齢を確認する
それぞれ詳しく見てみましょう。
サイトにアクセスしURLを入力する
IP分散及びドメイン年齢チェックツール(https://ohotuku.jp/ip_checker/)へアクセス。
インターネット上から調べたいドメインをコピーして、枠内へ貼り付けましょう。
100件まで同時に調べることができるので、調べたいサイトがいくつかある方はまとめて貼り付けて問題ありません。
「チェックする」ボタンを押して、ドメイン年齢を確認する
「チェックする」ボタンを押し、検索を行うことでドメイン年齢が確認できます。
ドメイン年齢のSEOへの影響
前述してきた通り、ドメイン年齢が高い方がSEOに有利に働きます。
ドメイン年齢が高いサイトであれば、Googleのクローラーが既にサイトを認識しているので、新しい記事を公開した際、インデックスされやすいです。
逆に数ヶ月ほどのドメイン年齢が低いサイトであれば、インデックスされづらくなります。
しかし、良質な記事が多く外部リンクも多いドメイン年齢1年のサイトと、品質の良くない記事が多く外部リンクも少ないドメイン年齢4年では、ドメイン年齢1年のサイトの評価の方が高くなりやすいといえます。
つまりドメイン年齢だけではなく、コンテンツの質・外部リンクの数(=外部からの評価)によってSEO効果も変わるというわけです。
ドメイン年齢はSEOに影響を与える1つの要素でしかないのです。
ドメイン年齢に関して、GoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏も以下のようにコメントしています。
まとめ
本記事では、ドメイン年齢の意味や確認方法やSEOへの影響について解説してきました。
ポイントをまとめると以下の通りです。
- ドメイン年齢はhttps://ohotuku.jp/ip_checker/で確認できる
- ドメイン年齢は高い方が、SEOでは有利
- ただしサイトの総合評価は、ドメイン年齢・外部リンク数・コンテンツの質など様々な要因で決まる
- 大切なのは適切なSEO施策をとること
質の低いコンテンツでサイト運営を長くしても、Googleに大きく評価してもらうことはできません。
ユーザーの役に立たないと判断された記事は、検索順位を下げられてしまいます。しかし、良いコンテンツを長く続けることができれば、高い評価を得て結果的に検索上位を獲得できます。
様々な工夫を凝らし、ユーザーの役に立つ記事を長く運用していきましょう。
▼関連記事
ドメインとURLの違いは何?わかりやすく解説!
中古ドメインはSEOに影響を及ぼすのか?ドメインの選び方と注意点も踏まえて紹介
ドメイン移管、統合でSEO上で気をつけること
URLの末尾につけるトレイリングスラッシュは必要なのか?SEOに及ぼす効果について紹介
執筆者:山本卓真
株式会社ヒトノテのSEOコンサルタント。中小企業から大企業まで様々な規模、業種のサイトのSEOに携わる。WEBマーケティングの広い知見と経験をもとにクライアントと伴走することが得意です。
監修者:坪昌史
株式会社ヒトノテの代表取締役CEO。 エンジニアとしてキャリアスタートし、サイバーエージェントのSEO分析研究機関を経て、リクルートの横断マーケティング組織のマネージャー&全社SEO技術責任者を務める。その後、独立しSEOを中心としたクライアントの課題解決を行う。2017年、株式会社ヒトノテを創業し、様々な企業のウェブマーケティングの支援を行う。
おすすめの関連記事
─ 記事カテゴリから探す ─
元リクルートのSEO責任者へ無料相談
人気記事ランキング
-
2024.05.30
キーワードマーケティングのやり方とは?SEOの効果が見込める手順を徹底解説
-
2024.05.27
SEOにおけるURL設計のベストプラクティス
-
2024.04.25
ページネーションのSEOにおけるベストプラクティス
-
2024.04.22
E-E-A-Tとは?Googleが評価するコンテンツの基準や対策を解説
-
2021.12.06
レスポンシブデザインの最適ブレイクポイントとは?メディアクエリの書き方も解説
-
2021.07.09
Webコンテンツにおける正しい引用の書き方をマスターしよう!
-
2021.12.22
【徹底比較】さくらのクラウドとAWSの特徴・機能・料金の違いを解説
-
2022.02.21
「note」のユーザー数や年齢層を徹底分析!【2022年版】
-
2022.07.05
WordPressで301リダイレクトを設定する方法とは?初心者でも可能