コンテンツマーケティングとSEOの違いを徹底解説!
コンテンツマーケティングとSEOは、ある程度知識がある方でも明確に説明できないほどに混同されやすい概念です。 しかし、両者の違いを正しく理解していないと、どちらの長所も消してしまう可能性があります。例えば、コストに見合わない結果になってしまうリスクや有益なコンテンツを作成しているにも関わらず、限られたチャネルでしかその商品やサービス紹介できないといったリスクが考えられます。 本記事では、商品・サービスのマーケティング施策を最適化できるように、コンテンツマーケティングとSEOの違いを分かりやすく解説します。
この記事の目次
コンテンツマーケティングとSEOの違い
まず、コンテンツマーケティングとSEOはターゲットユーザーが異なります。ターゲットユーザーを間違えてしまうと、どんなに時間をかけてコンテンツを作成しても結果はついてきません。そして、コンテンツの目的が異なれば、それぞれのコンテンツ内容も変わってきます。 まずは、それぞれのマーケティング施策についての本質的な理解が必要ですので、順を追ってご説明します。コンテンツマーケティングとは?
コンテンツマーケティングとは、ターゲットユーザーが欲しがる情報や、ターゲットユーザーにとって有益な情報を提供することで見込み客を育てるマーケティング手法です。購入して欲しい商品やサービスの購買意欲を高めることで、購入を促していきます。SEOとは?
SEOとは、GoogleやYahooなどの検索エンジンで、ユーザーが特定のキーワードで検索した際に、検索結果で上位表示させる施策です。解決したい問題や悩みについて、ユーザーが検索エンジンで検索すると予想されるキーワードで、自社のWEBサイトを検索上位に表示させることを狙います。 SEOの目的は、自社サイトのPVやユニークーザー数を増加させることです。そのため、結果的にお問い合わせや資料ダウンロードなどのコンバージョンが増えることがあっても、コンバージョンを増やすことが直接の目的になることはありません。コンテンツマーケティングとSEOの目的の違い
コンテンツマーケティングは、検索結果での上位表示を目的にはしません。 ターゲットユーザーにとって有益な情報や欲しがる情報を提供することで、ターゲットユーザーの購買意欲を向上させます。 悩みに共感したり、悩みを解決することでどのような結果を生み出すことができるのかを解説したりするコンテンツを提供し、ニーズを膨らませることで、商品やサービスの購入数を増やすことを目的としています。 SEOの目的はターゲットユーザーが検索窓にキーワードを入力して情報を探す際に、そのワードで検索順位上位を狙うことを目的としています。 つまり、SEOは商品やサービスの購入数や申し込み数を増やすという施策では無く、WEBサイトのUU数増やすことが第一目的となっています。コンテンツマーケティングとSEOのターゲットの違い
コンテンツマーケティングのターゲットは、コンテンツに既に興味を持っている方になるので、サービスの存在自体もある程度認知していることになります。 そのため、そのサービスが気になって他の競合のサービスと比較するなど、商品やサービスを購入する可能性も高いといえます。 一方、SEOのターゲットは、特定のサービスや特定の商品を探している人ではありません。SEOは商品やサービスを購入する前の段階で調べると予想されるキーワードで上位表示をさせることが目的です。 サービスを探す前の段階で、自分の抱えている悩みや問題を解決できるサービスが、そもそも存在しているのか、そして、どんな商品が自分の悩みや問題を解決できるのかを検索エンジンを通して探している方がターゲットになります。 さらに、悩みや問題を解決できる方法はないか、サービスではなく情報を探しているより前の段階のユーザーもメインターゲットになります。コンテンツマーケティングとSEOのターゲットは混同しがちですが、それぞれ目指す方向性が全く異なり、アプローチの仕方も異なるため、注意が必要です。コンテンツマーケティングとSEOのチャネルの違い
コンテンツマーケティングの対象チャネルは検索エンジンだけでなく、メルマガやSNSなど、複数に及びますが、SEOは検索エンジンのみです。 前述した通り、SEOは検索エンジンから流入してくるユーザーを増やすことを目的にコンテンツを作成している一方、コンテンツマーケティングは、流入した後にコンバージョンさせることを目的にコンテンツを作成しているためです。 コンテンツマーケティングでは、自社の商品やサービスがどのチャネルで最もニーズが高いのかを考えて、それぞれのチャネルにあったコンテンツを作らなくてはいけません。コンテンツマーケティングとSEOを混同することによるリスク
コンテンツマーケティングと、SEOマーケティングでは、ターゲットユーザーが異なり、ターゲットユーザーが異なることでコンテンツ内容や施策内容も異なることをご説明してきました。ここからは、混同してしまうことで起こりうるリスクを細かくご説明します。リーチできるターゲットが限定される
コンテンツマーケティングとSEOを混同した場合のリスクとして、リーチできるターゲットが限定することが挙げられます。流入を増加させる目的に絞り、SEOで上位表示を狙ってコンテンツを作成した場合、検索エンジンで検索するユーザーはターゲットにできても、サービスの購入を検討しているユーザーにはアプローチができなくなってしまいます。なぜなら、検索上位を狙ったコンテンツと、申込を狙ったコンテンツでは目的が異なり、目的が異なると内容も変わってくるからです。コンバージョンにつながらない
2つ目は、コンバージョンに関するリスクです。コンテンツマーケティングとSEOを混同することで、サイトへの流入数は増えても、お問い合わせやサービス購入などのコンバージョンにつながらなくなってしまいます。 コンテンツマーケティングとSEOを混同した場合、SEOを意識したコンテンツにリソースの大部分が割かれてしまいます。すると、申し込みへの導線やサービスを魅力的に伝えるコンテンツが不足してしまいます。 SEOはあくまでも検索エンジン上位表示を目指すコンテンツになるため、コンバージョンを上げるためには、流入したユーザー教育をし、コンバージョンにつなげていく必要があります。ユーザーの共感を得て、サービスを購入した場合にどのような成果が得られるのかを理解してもらうことでコンバージョンにつながりやすくなります。まとめ
コンテンツマーケティングとSEOの違いについて、細かくご説明しましたが、いかがでしたでしょうか?WEB集客を専門としている会社でも、間違った知識でWEBサイトの集客支援を行い、結果がでないケースがあります。正しい施策を何度も繰り返し行うことで必ず成果につながりますので、今回の記事を参考に、取り組んでいただければと思います。 ご自身でコンテンツマーケティングやSEOの施策を行う時間がない、または工数が足りないという方もいらっしゃると思いますので、そういった場合は専門の業者に頼ることもご検討いただければと思います。 株式会社ヒトノテでは、コンテンツマーケティングやSEOについてのご支援を行っておりますので、ご相談事項がございましたら、お気軽にお問い合わせください。執筆者:ヒトノート編集部
株式会社ヒトノテのオウンドメディア、WEBマーケティングの学習帳「ヒトノート -Hito note-」の編集部。
監修者:坪昌史
株式会社ヒトノテの代表取締役CEO。 エンジニアとしてキャリアスタートし、サイバーエージェントのSEO分析研究機関を経て、リクルートの横断マーケティング組織のマネージャー&全社SEO技術責任者を務める。その後、独立しSEOを中心としたクライアントの課題解決を行う。2017年、株式会社ヒトノテを創業し、様々な企業のウェブマーケティングの支援を行う。
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