サイト改善 / 制作 公開日: 2020.07.28 更新日: 2024.03.29

「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」が出る理由は?対処法を解説

サーチコンソールのインデックスカバレッジに、「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」というメッセージが表示される場合があります。

本記事では、「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」のメッセージの意味や、どのような場合に表示されるのか、どういった対処が必要なのかを解説します。

「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」とはどういう状態なのか?

サーチコンソールのURL検査ツールにサイト内のURLを入力したとき、URLがGoogleに登録されていると通常は「送信して登録されました」というメッセージがカバレッジ部分に表示されます。ところがたまに「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」というメッセージが表示されることがあります。見慣れないメッセージが表示されると、「検索順位に悪影響があるのかな……?」と心配になってしまいますよね。

結論から言えば、このメッセージが表示されてもインデックス登録はされているので、それほど心配する必要はありません。下記にて詳しく説明いたします。

Googleは新たなページのURLを検出すると、そのページをクロールして内容を確認します。ここで確認されたページの情報は、検索のデータベースとなる「検索インデックス(インデクサ)」に登録されます。つまりインデックス登録とは、Googleのデータベースにページ情報が登録されることです。インデックス登録されていないページは、Googleの検索結果に表示されません。

Googleにインデックス登録をしてもらうために、xml形式のサイトマップファイルを作成してサーチコンソールからサイトマップファイルを送信し、登録を促すという方法があります。

「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信されていません」というのは、『サイトマップ送信をしていないURLだが、サイトマップ送信以外の方法でGoogleが該当URLを検知し、インデックス登録された』という状態です。「あなたのサイト内に新しいURLを検出したからインデックス登録したけど、送信されたサイトマップには、そのURLは記述されていませんよ」とGoogleが教えてくれているわけです。

「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」と出るのはどんな場合か?

では、具体的にどのような場合に当該のメッセージが表示されるのか、主なケースをご紹介します。

サイトマップに登録していないページがある場合

サイトマップ(sitemap.xml)に登録していないページのURLがインデックス登録された場合です。サイトマップにURLを記述していない理由として、たとえば以下のようなものが考えられるでしょう。

あえて登録していない

意図的にサイトマップに記述していないURLがインデックス登録されたケースです。たとえばプライバシーポリシーや利用規約などのページは、必要なので作成してあるものの、独自性や重要度が低くGoogleのクロールを希望しないためサイトマップに登録していないケースが多いでしょう。

このように重要度が低くsitemap.xmlに記述しないページについては、noindexを設定しておくことをおすすめします。

登録し忘れている

手作業でsitemap.xmlの更新をおこなっている場合、更新遅れや更新忘れにより登録されていないというケースも起こりうるでしょう。たとえば「新規公開ページのURLを記述し忘れた」「URLを変更したのにsitemap.xmlのURLは古いURLのままで、新しいURLが記述されていない」といったケースです。

この場合は、そのURLをsitemap.xmlに記述して更新すれば、確認され次第インデックスカバレッジの表示も通常のメッセージになるはずです。

想定外のURLが検出されている

存在していると思っていないページに何かしらの原因でクローラーがアクセスし、URLが検出されたことでインデックス登録されるケースがあります。これはサイト構築時のミスによって不要な内部リンクが発生している場合や、外部サイトからの被リンク(悪質なケースもあります)などが原因で起こります。

こういった場合は、想定外のページがクロールされないよう、内部リンクなどの要因を解消するなど対応が必要になります。

サイトマップに記述しているURLと異なる場合

対象のページに対して、サイトマップに記述しているURL以外の表記を検査した場合にも、「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」のメッセージが表示されます。
たとえばURL内に日本語が含まれている場合、URL検査ではPunycode表記に自動変換されるため、sitemap.xmlに日本語表記のURLを記述してあれば別のURLと判断され、サイトマップに登録がないというメッセージが表示されるのです。

また、ページネーションで分割されたページのURLや、年月日別のアーカイブページのURLなどは、もともとのURLのみをサイトマップに登録しているケースが多いでしょう。これらについても、サイトマップに記述されていないURLとして、検査した場合に当該メッセージが表示されます。

まとめ

サーチコンソールのカバレッジレポートに「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」のメッセージが表示されても、それほど気にする必要がないケースがほとんどです。

ただし、インデックス登録不要でサイトマップに記述していないURLがインデックス登録された場合などは、noindexを設定するなど適切に対処しましょう。

ヒトノテロゴ

執筆者:ヒトノート編集部

株式会社ヒトノテのオウンドメディア、WEBマーケティングの学習帳「ヒトノート -Hito note-」の編集部。

ヒトノテ坪昌史

監修者:坪昌史

株式会社ヒトノテの代表取締役CEO。 エンジニアとしてキャリアスタートし、サイバーエージェントのSEO分析研究機関を経て、リクルートの横断マーケティング組織のマネージャー&全社SEO技術責任者を務める。その後、独立しSEOを中心としたクライアントの課題解決を行う。2017年、株式会社ヒトノテを創業し、様々な企業のウェブマーケティングの支援を行う。

WEBサイトの問題点・改善案を無料診断

    送信することで、プライバシーポリシーに同意したものといたします。