サイト改善 / 制作 公開日: 2026.05.08

WordPressでLPを作る方法|おすすめテーマ・プラグインと制作の流れ

WordPressでLPを作る方法

WordPressでランディングページ(LP)を作りたいけれど、どのテーマやプラグインを選べばいいのか分からない——そんな悩みを持つWeb担当者は少なくありません。LP制作を外注すると数十万円以上のコストがかかることも多く、自社でWordPressを活用して制作できれば、コスト削減とスピードアップの両面で大きなメリットがあります。

本記事では、WordPressでLPを作るメリット・デメリットから、おすすめのテーマ・プラグイン、具体的な制作の流れ、SEO設定やCVR向上のポイントまでを網羅的に解説します。LP制作の全体像を掴み、成果につながるLP運用を実現しましょう。

この記事の目次

WordPressでLP制作するメリット

WordPressでLPを制作する最大のメリットは、コストを抑えつつ柔軟にページを作れる点にあります。ここでは主要なメリットを詳しく見ていきましょう。

制作コストを大幅に削減できる

LP制作を外注すると、デザインからコーディングまで含めて30万〜100万円程度の費用が発生することが一般的です。一方、WordPressを使えばテーマやプラグインの利用料(無料〜数万円程度)で済み、制作コストを大幅に削減できます。特に複数のLPをテスト的に作りたい場合は、WordPressの活用が経済的に合理的です。

更新・修正がスピーディーに行える

HTMLで作られたLPの場合、テキストや画像の修正にもコーディングの知識が必要ですが、WordPressなら管理画面から直感的に編集できます。A/Bテストのためにコピーを変更したり、キャンペーン情報を更新したりする際にも、外部に依頼する必要がなく、PDCAサイクルを高速に回せます。

豊富なテーマ・プラグインで高品質なデザインが可能

WordPressにはLP制作に特化したテーマやページビルダープラグインが数多く存在します。コーディングの知識がなくても、プロ品質のデザインを実現できるのは大きな魅力です。ドラッグ&ドロップ操作でレイアウトを組めるため、デザイナーでなくても見栄えのよいLPを作成可能です。

SEO対策との相性が良い

WordPressはもともとSEOに強いCMSとして知られています。LP単体でのSEO流入を狙う場合はもちろん、サイト全体のドメインパワーを活かしてLPへの導線を設計する際にも、WordPress上にLPがあることで一元的な管理が可能になります。

WordPressでLP制作するデメリット

メリットが多い一方で、WordPressでのLP制作にはいくつかの注意点もあります。事前に把握しておくことで、プロジェクトの失敗を防ぎましょう。

デザインの自由度に限界がある場合も

テーマやプラグインの機能に依存するため、完全にオリジナルのデザインを実現したい場合は、カスタムCSSやPHPの編集が必要になることがあります。高度なアニメーションやインタラクティブな演出を求める場合は、フルスクラッチ開発の方が適しているケースもあります。

表示速度の最適化が必要

WordPressはプラグインを多用すると表示速度が低下しやすい傾向があります。LPではページの表示速度がCVRに直結するため、画像の最適化やキャッシュ設定、不要なプラグインの削除など、パフォーマンスチューニングが欠かせません。

セキュリティリスクへの対応が必要

WordPressは世界で最も利用されているCMSであるがゆえに、攻撃対象になりやすいという側面があります。定期的なアップデートやセキュリティプラグインの導入、SSL証明書の設定など、基本的なセキュリティ対策は必ず行いましょう。

LP向けおすすめWordPressテーマ

LPに適したWordPressテーマを選ぶ際は、「デザインの自由度」「レスポンシブ対応」「表示速度」「CTA配置のしやすさ」を基準にしましょう。以下に代表的なテーマを紹介します。

Lightning(ライトニング)

Lightningは日本発の無料テーマで、ビジネスサイト向けの機能が充実しています。公式ディレクトリに登録されており信頼性が高く、拡張プラグイン「VK Blocks」と組み合わせることで、LP制作に必要なセクション構成も簡単に実現できます。レスポンシブ対応も標準装備で、コーポレートサイトとLPを同一テーマで管理したい場合に最適です。

FLAVOR(フレーバー)

FLAVORはLP制作に特化した有料テーマです。ヘッダーやフッター、ナビゲーションの非表示設定が容易で、LP特有の「1カラム・スクロール型」レイアウトをすぐに構築できます。CTAボタンの色やサイズのカスタマイズも管理画面から行えるため、コンバージョンを意識したLP設計に向いています。

Cocoon(コクーン)

Cocoonは多機能な無料テーマとして人気があります。LP専用のテンプレート機能を持ち、ヘッダー・サイドバー・フッターを非表示にしたLP用ページを作成可能です。SEO設定やアフィリエイト機能も内蔵されており、コスト重視でLPを作りたい場合に重宝します。

SWELL(スウェル)

SWELLはブロックエディタとの親和性が非常に高い有料テーマです。LP用のカスタムブロックが豊富に用意されており、ドラッグ&ドロップ感覚でリッチなLPを構築できます。フルワイドブロックやSWELL独自のボタンブロックなど、CVRを意識した要素も揃っています。表示速度にも優れ、総合力の高いテーマです。

Emanon(エマノン)

Emanonはビジネスサイトやオウンドメディア向けの有料テーマで、LP機能が充実しています。CTA設定やファーストビューのカスタマイズが柔軟に行え、リード獲得を目的としたLPに適しています。メールマーケティングとの連携機能も備えており、見込み顧客の獲得からナーチャリングまでを一気通貫で設計できます。

LP向けおすすめプラグイン

テーマだけでは実現が難しいデザインや機能は、ページビルダープラグインで補完しましょう。以下のプラグインを活用すれば、コーディング不要で高品質なLPを制作できます。

Elementor(エレメンター)

Elementorは世界で最も利用されているページビルダープラグインです。無料版でも基本的なLP制作は可能で、Pro版(年額59ドル〜)ではフォーム、ポップアップ、動的コンテンツなど高度な機能が使えます。直感的なドラッグ&ドロップ操作でレイアウトを構築でき、テンプレートも300種類以上用意されています。

Beaver Builder(ビーバービルダー)

Beaver Builderは安定性と使いやすさに定評のあるページビルダーです。Elementorと比較するとデザインの自由度はやや劣りますが、動作が軽量で表示速度を重視するLPに向いています。テーマとの相性問題も起きにくく、既存サイトにLP機能を追加する際に選ばれることが多いプラグインです。

SeedProd(シードプロッド)

SeedProdはLP・Coming Soonページ・メンテナンスページの制作に特化したプラグインです。メール配信サービスとの連携機能が充実しており、リード獲得を目的としたLPに適しています。WooCommerceとの連携も可能で、ECサイトのプロモーションLPにも活用できます。

Divi Builder(ディヴィビルダー)

Divi BuilderはElegant Themes社が提供するページビルダーで、テーマ「Divi」と組み合わせて使うのが一般的です。ビジュアルエディタの完成度が高く、フロントエンド上で直接編集できる点が特徴です。800以上のテンプレートが利用可能で、LP制作の時間を大幅に短縮できます。

WordPress LP制作の流れ

WordPressでLPを制作する際は、以下のステップに沿って進めるのが効率的です。各工程のポイントを押さえることで、成果の出るLPを作り上げましょう。

ステップ1:目的とターゲットの明確化

LP制作の第一歩は、「何のためのLPなのか」を明確にすることです。商品購入、資料請求、問い合わせ、セミナー申し込みなど、LPのゴール(コンバージョンポイント)を1つに絞りましょう。同時に、ターゲットとなるペルソナを具体的に設定します。ペルソナの悩みや課題に寄り添ったメッセージ設計がCVR向上の鍵です。

ステップ2:ワイヤーフレームの作成

LPの構成要素と配置を、ワイヤーフレームとして設計します。一般的なLPの構成は以下の通りです。

  • ファーストビュー:キャッチコピー+メインビジュアル+CTA
  • 課題提起:ターゲットの悩み・課題を言語化
  • 解決策提示:商品・サービスによる解決方法
  • 特徴・メリット:競合との差別化ポイント
  • 実績・事例:導入事例やお客様の声
  • FAQ:よくある質問と回答
  • CTA:最終的なアクション誘導

Figma、Adobe XD、手書きスケッチなど、使い慣れたツールでワイヤーフレームを作成しましょう。

ステップ3:デザインカンプの制作

ワイヤーフレームを基に、実際のビジュアルデザインを作成します。ブランドカラー、フォント、画像素材、ボタンデザインなどを決定し、デザインカンプとしてまとめます。WordPressのテーマやページビルダーで実現可能な範囲を意識しながらデザインすると、実装工程がスムーズに進みます。

ステップ4:WordPressでの実装

選定したテーマ・プラグインを使い、デザインカンプに基づいてLPを構築します。固定ページとして作成し、テンプレートを「LP用テンプレート(ヘッダー・フッター非表示)」に設定するのが一般的です。セクションごとにブロックを配置し、テキスト・画像・CTAボタンを設定していきます。レスポンシブ表示の確認も忘れずに行いましょう。

ステップ5:テスト・公開

実装が完了したら、以下のチェック項目を確認してから公開します。

  • 各デバイス(PC・タブレット・スマートフォン)での表示確認
  • CTAボタンのリンク先が正しいか
  • フォームの動作確認(送信テスト、自動返信メール)
  • ページの表示速度(PageSpeed Insightsで確認)
  • OGP設定(SNSシェア時の表示確認)
  • アクセス解析タグの設置確認(GA4、GTM)

LP制作時のSEO設定

LPは広告流入が中心になることが多いですが、SEOからの自然流入も狙える設計にしておくことで、長期的な集客力が向上します。以下のSEO設定を行いましょう。

タイトルタグとメタディスクリプションの最適化

LPのタイトルタグには、ターゲットキーワードを自然に含めましょう。メタディスクリプションには、LPの内容とユーザーが得られるベネフィットを120〜160文字で簡潔にまとめます。Yoast SEOやRank Mathなどのプラグインを使えば、管理画面から簡単に設定できます。WordPressのSEO設定を事前に行っておくと、LP単体でも検索結果からの流入が期待できます。

構造化データの追加

LPの内容に応じて、FAQ構造化データやHowTo構造化データを追加すると、検索結果でリッチリザルトとして表示される可能性があります。特にFAQセクションがあるLPでは、FAQPage schemaの実装を検討しましょう。

内部リンクの設計

LPから関連コンテンツへの内部リンクや、ブログ記事からLPへの導線を設計することで、サイト全体のSEO評価向上にもつながります。ただし、LP内のリンクはコンバージョンの妨げにならない範囲に留めましょう。

CVRを高めるLP設計のポイント

LPの最終的な成果はCVR(コンバージョン率)で測られます。ここでは、CVRを高めるための具体的な設計ポイントを紹介します。LP費用をかけて制作するからこそ、コンバージョンにこだわった設計が重要です。

ファーストビューで離脱を防ぐ

ユーザーの約70%はファーストビューで離脱するか否かを判断すると言われています。キャッチコピーは「ターゲットの悩みに対する解決策」を端的に表現し、メインビジュアルでサービスの価値を直感的に伝えましょう。CTAボタンもファーストビューに配置し、すぐにアクションを起こせる導線を確保します。

社会的証明(ソーシャルプルーフ)を活用する

「導入企業1,000社以上」「顧客満足度98%」「〇〇ランキング1位」といった実績データや、顧客の声・事例を効果的に配置することで、信頼感を醸成しCVRが向上します。具体的な数字を用いることがポイントです。

CTAボタンのデザインと文言を最適化する

CTAボタンは「目立つ色(ページの基調色と補色の関係にある色)」「十分なサイズ」「行動を促す文言」の3要素が重要です。「送信」「申し込み」ではなく、「無料で資料をダウンロードする」「30秒で簡単見積もり」など、具体的なベネフィットを文言に含めましょう。

フォームを最適化する(EFO)

LPのCVRが低い原因の多くは、フォームでの離脱にあります。入力項目は必要最小限に絞り、リアルタイムバリデーションや入力補助(住所の自動入力など)を実装しましょう。EFO(エントリーフォーム最適化)の施策を取り入れることで、フォーム完了率を大幅に改善できます。また、CVR改善の全体的なアプローチも併せて参考にしてください。

ページの表示速度を最適化する

ページの表示が1秒遅れるごとにCVRが7%低下するというデータもあります。画像のWebP変換、CSSやJavaScriptの軽量化、CDNの利用、キャッシュ設定など、表示速度の改善に取り組みましょう。特にモバイルでの表示速度は、スマートフォンからのアクセスが増加している現在、重要度が高まっています。

A/Bテストで継続的に改善する

LP制作はリリースして終わりではありません。Google OptimizeやVWOなどのA/Bテストツールを使い、ファーストビューのコピー、CTAボタンの色・文言、フォームの構成などを継続的にテストしましょう。データに基づいた改善を繰り返すことで、CVRは着実に向上します。

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まとめ

WordPressでのLP制作は、コスト削減・運用の柔軟性・SEOとの親和性など、多くのメリットがあります。LightningやSWELLといったLP対応テーマ、ElementorやBeaver Builderなどのページビルダーを活用すれば、コーディング知識がなくてもプロ品質のLPを構築可能です。

LP制作の成功は「作って終わり」ではなく、公開後のデータ分析とA/Bテストによる継続的な改善にかかっています。ファーストビューの最適化、CTAの改善、EFOの実施など、CVR向上の施策を一つひとつ積み重ねていきましょう。

自社でのLP制作が難しい場合や、より高い成果を求める場合は、ヒトノテにご相談ください。WordPressを活用したLP制作から、公開後のCVR改善まで、ワンストップでサポートいたします。

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