SEOで複数のキーワードを1ページで対策してよいのか?
「SEOではキーワードを意識してページを作成することが大切」と耳にすることも多いでしょう。その中で、1ページで2〜3つのキーワードを同時に対策したいと思う場面もあるはずです。
そこで今回は、SEOで複数のキーワードを1ページで対策してよいのか?という疑問にお答えしていきます。
1ページで同時に対策できるキーワードを見つけ出す方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
SEOで複数のキーワードを1ページで対策してよいのか?
結論からお伝えすると、SEOで複数のキーワードを1ページで対策することは可能ですし、対策しても構いません。
ただし、複数のキーワードを1ページで対策しようとする場合は、考慮しないといけないポイントがあります。
①メインキーワードを決める
②派生キーワードを見つける
SEOの基本的な考え方は、「1ページ1キーワード」です。そのため、まずはそのページで対策するメインキーワードを1つ決めます。その上で、メインキーワードから派生して同時に対策できるであろうキーワードを見つけ出します。
その結果、メインキーワードとの関連性が高いキーワードがある場合は、1ページで複数のキーワードを対策できます。
一方で、関連性の高いキーワードがない場合は、対策キーワードは必然的に1つとなります。
複数のキーワードを1ページで対策できるかどうかは検索結果を確認しよう
メインキーワードを軸に、1ページで複数のキーワードを対策できるかどうかを判断するためには、Googleの検索結果を活用します。
検索結果が概ね同じ場合は1ページで対策する
検索結果が異なる場合は1ページで対策しない(ページを分ける)
では実際に、それぞれどのようなケースが想定されるのかをお伝えします。今回は、格安SIMの情報をまとめるページを作成する場合で考えてみましょう。
1ページで対策するケース
メインキーワード:格安sim おすすめ
派生キーワード:格安sim 比較
メインキーワードを「格安sim おすすめ」に定め、そこから派生して関連性の高そうな「格安sim 比較」というキーワードを見つけました。
2つのキーワードをGoogleで検索してみると、以下のような検索結果になりました。
▼格安sim おすすめ
▼格安sim 比較
細かな検索順位は違えど、表示されているページや内容は概ね同じです。つまり、「格安sim おすすめ」と「格安sim 比較」は、1ページで対策できるといえます。
1ページで対策しない(ページを分ける)ケース
メインキーワード:格安sim おすすめ
派生キーワード:格安sim 料金
メインキーワードを「格安sim おすすめ」に定め、そこから派生して関連性の高そうな「格安sim 料金」というキーワードを見つけました。
2つのキーワードをGoogleで検索してみると、以下のような検索結果になりました。
▼格安sim おすすめ
▼格安sim 料金
2つの検索結果を見比べると、表示されているページや内容に違いがあります。つまり、「格安sim おすすめ」と「格安sim 料金」は、1ページでは対策せず、それぞれページを分けて対策したほうがよいといえます。
1ページで同時に対策できるキーワードを見つけ出す方法
最後に、1ページで同時に対策できるキーワードを見つけ出す方法を紹介します。関連性が高いキーワードを探す際に活用してみてください。
ユーザーの検索意図を考える
ユーザーの検索意図を捉え、どのようなコンテンツや情報を知りたいのかを考えてみましょう。
上記の格安SIMの例だと、おすすめの格安SIMを知りたがっているユーザーは、数ある格安SIMを比較した上で、自分に合うものを選びたいと考えていると想定できます。そのため、「おすすめ」と「比較」は1ページで同時に対策できると判断できます。
また、ユーザーの検索意図を考えると、「ランキング」や「どこがいい」といったキーワードも対策できる可能性が高いといえます。
▼関連記事
【実例あり】SEOにおける検索意図の捉え方や深掘りの手順を徹底解説
検索上位表示ページのタイトルや見出しを確認する
メインに定めたキーワードをGoogleで検索し、上位表示されているページのタイトルや見出しを確認してみましょう。上位ページのタイトルや見出しに含まれているキーワードは、同時に対策できる可能性が高いといえます。
「格安sim おすすめ」で検索した際に上位表示されるページのタイトルには、「比較」「人気」「ランキング」といったキーワードが多く含まれています。そのため、この3つのキーワードは1ページで同時に対策できるといえるでしょう。
SEOツールを使用する
SEOツールを活用するのもよいでしょう。例えば、ruri-coというSEOツールでは、対策キーワード(メインキーワード)と類似率が高いキーワードを調査できます。
①検索窓に対策キーワード(メインキーワード)を入力して検索する
②類似率が高いキーワードが表示される
類似率が%で表示されるため、この類似率が高ければ高いキーワードほど、1ページで同時に対策できる可能性が高いといえます。
「格安sim おすすめ」の場合は、「比較」「最新」「どこがいい」「人気」といったキーワードの類似率が高いという結果が出ています。そのため、これらのキーワードは同時に対策できると判断できます。
まとめ
SEOで複数のキーワードを1ページで対策することは可能です。
ただし、SEOの基本的な考え方は「1ページ1キーワード」のため、しっかりとメインの対策キーワードを定めた上で、同時に対策するキーワードを選定することが大切です。
同時に対策するキーワードを考える際は、Googleの検索結果を確認してください。検索結果が概ね同じ場合は1ページで対策し、検索結果が異なる場合はページを分けるようにしましょう。
ヒトノテでは、SEOを中心に、さまざまな観点でWebサイトへの流入や問い合わせが増えるようにご支援をさせていただいております。
効果的なSEO施策や、ケース別のベストプラクティスなどを知りたい場合は、ぜひお気軽にご相談ください。不明点や疑問点に対して、1つ1つ丁寧にご説明いたします。
監修者:坪昌史
株式会社ヒトノテの代表取締役CEO。 エンジニアとしてキャリアスタートし、サイバーエージェントのSEO分析研究機関を経て、リクルートの横断マーケティング組織のマネージャー&全社SEO技術責任者を務める。その後、独立しSEOを中心としたクライアントの課題解決を行う。2017年、株式会社ヒトノテを創業し、様々な企業のウェブマーケティングの支援を行う。
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